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立夏 火の季節の始まりです

今日は一年で大切な節目のひとつ、立夏です。
読んで字のごとし、夏が立つ日。
同時に春の土用を抜けて、
夏へワープ完了というわけです。
夏が始まりました。

五行説では夏は火の季節。
まさに夏のあの日射しが象徴そのものですね。
日射しに焚きつけられるように
大地のエネルギーも一年のうちで
最高潮に上がっていきます。
私たちもそれに合わせるかのように、
汗をかきながら大いに笑い、喜び、
身体中のエネルギーをほとばしらせる。
内も外もダイナミックに巡らせていく季節です。

とはいえ初夏は
まだまだ日射しのキツさも可愛いもので、
なんともいえない心地よい風が
やさしく吹き抜けていきます。
内に向かっていた意識を
5月の心地よさに誘われて
アイドリングしていく感じでしょうか。


たぶん誰もがいつもとは違ったGWを過ごしているのだろう。
が、私の位置からすると、実はほとんどなにも変わらなかったりする。世間がGWだから、と賑やかに出かけていくのを尻目に、のんびりと仕事をするというのが常だったからだ。企業が休みだったりするのでかかってくる電話もない。近年は現場も休みモードに入るため街も仕事環境もとても静かになる。気分的にはすっかりくつろいで、窓の外の眩しい新緑を眺めながら仕事の遅れを取り戻したり、後回しにしていたデータの整理などをする。
それでも今年は3日間ほとんど仕事をしないことにしてみた。そうすると今度は家の中で後回しにしていることがまあまああるわけで。全部やらなくてもよいさ。やりたいことをやりたいときにやりたいようにやってみたらよい。GW気分で「暮らしともっと仲良くなっちゃう」を実践することにする。気が乗らなくっちゃ仲良くなれないからね。

私の仕事場は小さな大学や高校、幼稚園が窓から眺められる距離にある。これが3月からずっと静かなので、GWもなにもあったものではない。

GW感を感じられるのは、強く明るくなってきた日射しと、家のまわりの緑たちが日に日に濃くなってきていること、先週から急に暑いくらいの気温になってきて、突然軽い衣服が着たくなり裸足で過ごすことが気持ちよくなったこと、くらいだろうか。はて、これっていったいGW感なんだろうか。ていうかGW感ってなに?笑

とまあ、自分にとってGWというものがいかに他人事で世間のリズムからズレているのか再確認することに至ったわけだけども、
ひとつだけありました、GWらしいこと。オンライン帰省会っていうのを鬼頭家でもやってみたのだ。

姉夫婦は東京在住、義兄はイベント関係、姉は服屋の売り子で、今回の影響をもろに受けている人たち。4月からずっと家で過ごしている。毎食ふたりでごはんを作ったり、見て見ぬ振りをしていた家の端々を徹底的に片付けたり、近所の馴染みの店のテイクアウトをとってみたり、と日課のように家族のグループLINEに上げてくる。いろいろ思いはあるだろうけど、結婚後初めてのこのモードをとても楽しんでいるようにみえる。

母は実質二人分ということを度外視して、たくさんのごはんを用意した。新しいことにはわりと柔軟な性格ゆえか、初めてのオンライン呑み会を思いの外楽しんでいたようだ。「おみやげ持たせてないんじゃない?って思っちゃったわよ〜」終了した後に発した言葉に、母の感じていた臨場感が少し伝わってきた気がした。


今日は絵に描いたような五月晴れのよい天気。
家の中にいても本当に心地よい。
さてさて。次はなにしようかなぁ。

覚書;
セーター洗う、衣替完了
ストーブ掃除して仕舞う
扇風機出す
包丁研ぐ
窓ガラス拭き
冷蔵庫徹底的に整理する
苗仕入れ第二弾;夕顔、薔薇2代目、初トマト

みなさまもよいGW、
そしてよい夏の始まりを。

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