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マダミス制作日誌 vol.22
俺だって……俺だってさ……。10回とかテストプレイしたいし、「このキャラに寄り添えて良かったです!」とかチヤホヤされたいよ……!
▶他人の評価を気にしすぎる人はマダミス作家に向いてない?
なんでも聞いたところによると、テストプレイで挫折・脱落してしまう作者さんが多いらしい。
一時期上がってきていた、GMさんの嘆きにも問題PLの話などが出ていたが、個人的には正直マダミスは、『ユーザー評価を気にしすぎない方がいい』と思っている。
何故かというと、マダミスは小説などと違い、インタラクション(相互作用)性が強いからだ。
小説や漫画では、基本的に作者とユーザーが一対一で一方的コミュニケーションを行う。だが、マダミスはそうではない。
もちろん理由があって、できるのであれば、その部分を改善するに越したことは無い。だがそれでも限界はあるし、尖った部分を無くそうとすると、予定調和の「めでたしめでたし」で終わる、特に特徴もないつまらないシナリオができかねない。
SNEのパッケージシリーズだろうと、酷評されることもあるのだ。どんなに素晴らしいシナリオだろうと、対立要素がある以上、卓とそのメンバーによって体験感はばらつきが出る。
……そう考えると、TRPG同様にマダミスというのは『セッション』であり、だからこそ「物語を作り上げること」が目標として掲げられるのだ。
というわけで、たまたま卓メンバーの相性が良くなかったからといって酷評された感想を真に受けていると、そりゃあ辛くなるよ……!
実際、現在行っているテストプレイでも、卓によってめっちゃ詰められるプレイヤーが存在した場合、その感想には厳しいことが書かれている。
▶人は無実の罪で責められるとつらい
ここで一つ気付いたことがあった。詰められて何が辛そうだったかと言うと、『無実なのに責められた時』だった気がしている。
人は犯した罪で責められたら反省できるが、やってないのに責められると、とてもつらいのではないか?……というのがここ最近の気づきだ。
ということで、作者としてはなるべく無実の罪で責められそうな人は作らないように心掛けようと思うのだった……。
でもそれも、卓の流れによっては止められようもない。
マダミスというのは、そういった宿命を背負って進んで行くのだろう。
それを乗り越えて行ける者のみが、作者として歩んで行けるのだ。……茨の道だな。