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マダミス制作日誌 vol.16

▶ファイナルファンタジー凋落の歴史

『ファイナルファンタジー』というコンピュータRPGがあった。言わずと知れた人気シリーズの作品だ。
しかし、同系統のドラクエに比べて、このFFの人気が一時期落ちていたことを知っている人はいるだろうか?

その理由を、私と同じ感覚を持っていた人は知っているだろう。それは。

……ゲームがCG映画化してしまったからだ。忘れもしないあのシリーズⅦ。

それまでのドット絵のゲームから、解像度高めのビジュアルになってしまったため、プレイヤー側の想像力の余地が奪われてしまったあの時。
確かに俺たちのFFは終わった気がしたんだ……。

▶マダミスのFF化

一体何の話?と思われたかもしれないが、あの時のFFと同じ感じを最近のマダミス界隈で感じる。
それは、AIビジュアルが浸透してきたことに加え、動画やエンディング曲など、マダミスシナリオがリッチコンテンツ化してきたことなど、『やたらと周辺コンテンツが盛られるようになってきた』ことだ。

それはそれで全然問題ないし、無いよりはもちろんあった方がいい。
だが……。

『ガワよりも中身を頑張ってくれ!』

それに尽きる。
以上、物語原理主義者からの一言でした。
特に、有料シナリオであることをビジュアルの充実によってカバーしようとしているのだとしたら、非常に残念だ。

そういう人たちは、こちらのシナリオをプレイしてぜひ勉強して欲しい。
これだけのクオリティのシナリオが、この値段で本当にいいの!?……という作品だからだ。

▶とある炎上シナリオの顛末

上記のような現象は、特に最近のUZUにて見られる気がする。
要らないんだ……歌とか無駄なボイスとか……。

と思っていた矢先。ついに炎上シナリオが登場してきてしまった。
明らかな未完成作品。テストプレイ不足。なのにAIビジュアルで無駄にクオリティが高いサムネ。唯一救いなのは無料シナリオだったことだけ。

見事にそれに引っ掛かり、全くプレイアビリティが磨かれていない作品にある意味、卓のプレイヤー全員が一丸となって『謎』に取り組んだ150分だった……。

これはさすがに運営の責任を問いたくなる。しかも『本格マダミスウィーク』タグ付きなのだから。
このシナリオの結末がどうなるのか、引き続き観測していきたい。

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