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前を向いて生きる、何を大切に生きるか新たな宿題をもらいました

割引あり

高次脳機能障害により、仕事場での会話や作業の遂行が困難になったKさん。家族の会話に付いていけず、職場でも作業を最後までできなくなり、落ち込んでいました。家族はうつ状態と受け止めており、Kさん自身も、自分の状態がわからずに途方に暮れていました。しかし、やがて高次脳機能障害と診断され、インターネットで同じ症状の人の体験を取りつかれたように探しはじめます。
 元従業員の自宅の片付けを手伝う中で、動きや言葉が次第に戻ってきたことで、回復への希望が見え始めたのです。作業を通じて脳のリハビリができ、希望が見えてきます。

当事者の話

この頃、当事者の話を聞いたのも、良かったですね。自分に高次脳機能障害があると知ってから、ネットでいろいろ情報を検索していました。ある日、当事者の話が聞ける会があることを知って、出向いてみました。その時、話をした当事者の発言が、とても腑に落ちました。その人と僕の感覚が近かったのかもしれませんが、「いろいろ考えても仕方ないですよね。ほんとにしんどいですけど、しないといけないですし、お金も稼がなあかんしね。とりあえずやってみようと思っています」と。

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