見出し画像

自分の思考の癖に気付くことの意義と方法

人それぞれ考え方の癖はあるもので、どの癖が良いか悪いかの判断は、今は必要ないので脇に置いておきます。

自分の思考の癖に気付いて別の考え方の選択肢を持てることは、人間関係において、不要なトラブルを防ぐばかりでなく信頼関係構築にも繋がります。
今回は、そんなお話しです。

そもそもどうやったら癖に気付くの?

結論から書くと、普段無意識のうちにやっている評価・判断を、自分の思考や感情に向けないということです。

つまり、自分の頭に浮かんだ思考やわいてきた感情を評価・判断しないことが大切なんです。

生まれてからずっと、私たちはありとあらゆる場面で誰かの評価や判断に晒されてきました。

それで、怒られたり褒められたりしてきたわけじゃないですか。

だから、無意識のうちに自分でも、評価や判断を下しているんです。それは、悪いことではありません。評価や判断が必要な場面や有効なときもありますから。

私たちは、人に対してだけでなく、自分にも評価・判断をくだしていますから。

私は、初めのうちはそういう自覚ありませんでした。
でも、そもそも自己否定や自分責めをしているということは、それをやっているということなんですよね。

こんなんじゃダメだ!とか、こんな風に感じちゃいけない!こんな私ではいけない!など、ほとんど自動的にやってます。

これが曲者で、自分の思考や感情に対してずっと否定的な評価・判断をし続けると、なかなか自分で自分の癖を認められません。

だからまずは自分の中で

どんな感情がわきあがろうが、どんな思考をめぐらそうが、一切評価・判断しない

ということが大切なんです。

評価・判断しないだけであって、なんでもかんでも外に出せと言っているわけではないので、気を付けてくださいね。

自分の思考や感情を評価・判断しないためにはどうしたらいいの?

それは、自分の思考や感情を眺めるだけです。さらに、それに対して評価・判断したことを責めないことです。

たとえば
私はAさんの〇〇〇という言葉で怒りがこみ上げたんだなあ。
と、認めるだけ。

もし、怒りを感じたことを責めてしまったとしたら、
こんなことで怒っちゃダメだと私は考えたんだなあ
と、さらに認めるだけ。
(延々続くかも)

そんなことでうまくいくの???

私が初めて師からこの説明を聞いたとき、驚きました。

え?それだけ?そんなんでいいの?
何かもっと深掘りしないの?
などなど、考えたものです。

それでも、信頼している師が教えてくれたことですから、実践したんです。

開始後何日かしたら、違いを感じはじめました。

おやおや?最近なんだかかこころが軽いなあ
とね。

ここで大切なのは、続けることなんですよね。

私は、これを7~8年続けてます。
長く続けるほど効果を実感しています。

最初は、紙に書いていました。
色々ありすぎて、私の頭の中は不要な思考でパンパンでしたから。

あまりにもこころが痛むような出来事は、何日か経過して落ち着いてからでないと書けないこともありました。

それでも、できるときに続けていたんです。
あるときからジャーナリングの内容はこういった内容になっていましたっけ。

できなくても、できない自分を責めることは必要なくて、責めてしまった自分を責める必要もまたないわけです。

できなかったことを私は責めたんだな。
そんな自分を更に責めたんだな。
と、ひたすら続けていくだけ。

最近は、その場で頭の中でこれをやっていることが多いです。8年もやってるからでしょうね。もちろん、紙に書くときも今でもあります。

やり続けて具体的にどんな変化が起こったの?

圧倒的に自己否定や自分責めが減りました。
ほとんどやらなくなったな思うときだってあるくらいに、減りました。

すると、すごく素直に簡単に自分の思考の癖を認められるようになっていくんです。

とかくネガティブな方向へ考える癖が、私にはあります。
特に人間関係ではそうですね。

あの人は、私のことを嫌っているに違いないなんていうことから始まって、相当ネガティブに考えます。

つい最近も、仕事関係で確認する必要があって、教えてほしいと伝えたのに連絡がこないことがあったんです。

期日があるものなのにどうすんの?!なんて怒りが込み上げてきましたし、もしかしてこれって詐欺なんじゃないの??とか私をおちょくってるの?なんて思ったんです。顔を合わせたことのない人でしたから。

それでも、今は気付けます。
ああ、私の癖が発動されているなと。

気付いたら、冷静さを取り戻せます。その後は状況に応じてとるべき行動をとっていけばいいだけ。

結果、お詫びの連絡がきました。更に冷静に対応したら、見えてはいなかった相手の事情もわかり、納得。その件は解決し、さらに先へ進めました。

こんなこと、ごく当然のことのように思えますが、感情にのみこまれてしまうと、途端に視野が狭くなってしまうのも人間なんですよね。

思考や感情を評価・判断することなく眺め続けると、自分の中にあった価値観にも気づけます

こういうときにはこうするべき!!なんていう強い考え方が私の中にあったことにも次々気づくんです。気づくと少しずつ自分にかけた呪縛をゆるめていかれます。

講座を受講したり個人セッションんを受けたりしてきたけど思うようにはいかなかった私が、これをやり続けることでようやく、こころにからまった鎖をほどいていくことができたのでした。

でも、やるかやらないかはあなた次第です。


ふうとはこんな人↓

★師から学んだことを続けてたどりついた、母への思いはこちら↓

 ★noteマップはこちら


いいなと思ったら応援しよう!

ふう⁑脳内お片付けを続ける人
よろしければチップをお願いします。今後のクリエイターとしての活動につかわせていただきます。