大好きな東北2020〜コバルトーレ女川突撃取材第2弾〜
名古屋〜仙台への船旅1日目
2月22日のJ1リーグの開幕戦(仙台対名古屋)を見る為に、仙台に行くことを決めた私。それと併せて、コバルトーレ女川のシーズン開幕前の取材をしようと思いました。試合の2日前、仕事を少し早く切り上げ、名古屋港からフェリーで仙台に向かいます。
出航時刻は、19時00分。仙台には翌日の16時40分頃到着予定です。丸1日フェリーでのんびり過ごします。今回予約したのは「S寝台」。
S寝台はこんな感じ
中の様子
画像では分かりませんが、テレビがありBS放送が見られます。コンセントの差込もあります(※USBの差込はありません!)。中は意外と広く、ベッドの上に立つことも出来ました!
今回私は早割を使い、行きは5,200円でした。一番安い2等和室(雑魚寝)だと、3,900円で仙台まで行けちゃいます。時間に余裕のある方は、是非太平洋フェリーを利用してはいかがでしょうか?
呑む➡寝る➡食べる➡お風呂➡呑む➡寝る➡食べる➡お風呂
目的地に着くまで、こんな夢のような時間を過ごすことが出来ます。「時間がたっぷりあるぞー!」とお思いでしょうが、乗ってみると意外と短く感じます。仙台に着く頃には「あともう1日あれば・・・。」と、とても名残惜しくなります。
乗船して直ぐに、私はお風呂に入りました。お風呂場は携帯電話の使用が禁止されていたので、写真はありません。シャンプー、ボディーソープは備え付けです。その他のアメニティは、忘れても船内の売店で購入できます。但し売店は、営業時間が限られているので確認が必要です!ドライヤーは完備されています。
お風呂に入った後は、やはり晩御飯です。船内のレストランで、バイキング形式のディナーを頂きました。金額は2,100円です。高いか安いかは、人それぞれでしょう!私は満足しました。
ディナーバイキング
夕食の後はマッタリします。売店でツマミとビールを買って船内の共用スペースで至福のひと時を・・・🍺
至福のひと時
仕事の疲れと、アルコールと、余りの心地良さからすぐに眠くなった私は、もう1度お湯に浸かってから朝までグッスリ寝ました・・・。
名古屋〜仙台への船旅2日目
翌朝、日の出を拝もうと早く起きました。残念ながら空は曇っていて、水平線から昇る朝日を見る事は出来ませんでした・・・。朝風呂で体を温めて、朝食バイキング(1,100円)へ。もう食べられない!と言うくらい食べて、仙台港到着までまたダラダラと過ごします。このくらいの時間になると、「後○時間か〜・・・。」と少しずつ寂しくなってきます。勿論向こうに着いたら山ほど楽しい事が待ってるのですが・・・。遠くに見える陸地をスマホのナビでどの辺なのか確認しながら北へと進みます。仙台に着いたらすぐ車を運転するので、アルコールは飲めません・・・。
※港からバスが出ていて仙台駅まで行けますが、路線バスなので時間がかかります。直ぐに満席になるので、座りたい方は早目に下船して並ぶ事をお勧めします。
いつかは水平線から昇る朝日を
ひたすらダラダラ過ごし、お昼過ぎに最後の入浴で身体を清めいざ仙台港へ!
同じフェリーにグランパスのスタッフの方がお2人乗船されていました。用具係の方で、用具を積んだトラックと一緒にフェリー移動してました。少しお話を伺ったところ、帰りは陸路だそうです・・・。お気を付け下さい!
明日スタジアムで会いましょう!
いざ女川へ!
仙台港からは、レンタカーで女川に向かいます。予約すれば、港まで車を持ってきてくれます。事前の調査だと1時間ちょっとで女川につく予定だったのですが、工事渋滞と帰宅ラッシュで女川に着いた頃には19時を回っていました。
練習をするコバルトーレの選手達
昼間はポカポカ陽気で暖かかったのですが、女川は気温5度でした。流石は東北!
事前に取材許可を頂いていたので、練習場に着いた私を見て広報の石森さんが声を掛けて下さいました。ご好意で、すぐ近くで見学させて頂きました。実は石森さんとは「初めまして!」では無かったのです。去年(2019年)の3月に突撃取材した時にお会いしてました!
チームはミニゲームで汗を流していました。ショートパスを繫いで、中央を崩す。その確認をしながらゲームをしてる印象でした。石森さんにお話を伺いながら、それを見ていました。リリースは出ていないが、加入が決まっていて練習参加している選手も何人かいました。石森さん曰く「去年の今頃に比べたら、全然いい!パスも繋がってるし、チームとしての完成度が高い!」そうです!サポーターの皆様!期待してください!
ミニゲームの様子
今回も監督にお話を伺えればと思っていたのですが、用事があり欠席ということで断念しました。代わりにキャプテンの宮阪選手にお話を・・・のはずでしだが、仕事のトラブルで急遽練習を欠席。ならば、鹿児島出身の私の同郷の山内選手・・・も欠席(笑)そこで急遽インタビューに応じて頂いたのがチーム最古参の「吉田圭選手」。吉田選手はクラブ創設の2006年から在籍するいわゆるバンディエラです。インタビューをさせて頂いた印象としては、「どこの誰かも分からない、変なオッサンからの急なインタビューにもきちんと答えてくれる真面目な方。」でした。「本当にこのクラブ、この街を愛してるんだな〜。」という愛も感じました。※インタビュー内容は添付動画にてお楽しみください。
吉田圭選手インタビュー
本来はこれで終了だったのですが、石森さんの計らいでもう1人インタビューさせて頂く事になりました。そこで目を付けたのが、居残りでシュート練習(キーパー練習?)をしていた5人組でした。とても楽しそうに練習していました。
楽しそうな練習風景
シュート練習を終えたところでDFの中村彦聖(げんせい)選手にインタビューをさせて頂きました。中村選手は入団2年目。昨年は怪我で不本意なシーズンを送りました。今年は完全復活して、右足から放たれる強烈なシュートでゴールを量産してくれるそうです!楽しみです。インタビューの詳細は、下記にて御確認下さい。
中村彦聖選手のインタビュー
その後、キーパーの木村選手、野坂選手、泉田キーパーコーチの3人がパントキックの練習をしていました。
パントキック練習の様子
ここでも、笑いが絶えない明るい雰囲気を見せてくれました。その主な要因は、泉田コーチでした!泉田コーチは、引退した後も女川に残って働いてる女川に魅せられた1人です。シュート練習では、鋭い反応でビッグセーブを見せてくれました!
チームは去年、とても悔しい思いをしました。リーグ戦、天皇杯、全社共に思ったような成績をあげられませんでした。更にチーム得点王の野口選手が抜けてしまいました。
正直取材する前は、大丈夫かな?という不安がありました。しかし、今回取材をして「このチームなら大丈夫!」と確信しました。石森さんの「去年の今頃より、パスが繋がってるし、チームの完成度も高い。」という言葉。そして、吉田選手も中村選手もチーム得点王の抜けた穴について同じ様な考えだった事。(※質問内容はお二人とも知らなかったので、予め用意された回答ではありせん。)これは確実にチーム全員が同じ目標に対して同じ方向を向いているからだと思います。
今年の東北社会人リーグ1部は現状、ブランデュー弘前FCと、コバルトーレ女川が頭1つ抜けていると思います。直接対決はもちろんの事、得失点差勝負になる事も考えて戦わなければなりません。つまり、去年のままでは駄目だということです。
去年の雪辱、エースの移籍、いわきFCの躍進、様々な要素がチームをいい方向に向かわせているような気がします。元々チームワークが良く、選手、フロント、地元との壁も無い様なチームだと思います。そんなクラブが、ポリシーを貫きながらJに挑戦する。そんな日が、いつか訪れて欲しい・・・。
コバルトーレ女川が町を元気にしようとし続ける限り、町民がそれを見守り続ける限り、地元企業がそれを支え続ける限り、町がそれを後押しし続ける限り、私もコバルトーレ女川を通じて、関係する全てを応援し続けようと思います。