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12年目農醸 私たちの酒米の生育記録4

田植えが無事に終わり、私たちの酒米は田んぼに移りました!
ここからは田んぼでの様子をお知らせします^^

田植え直後の改良信交です。
植えたばかりで青々としています。
田植えの時は水位が高すぎると苗が水に浮いて抜けてきてしまう可能性があるため、少し水位を下げてから植えるのですが、植え終わる頃から少しずつ水を入れて土が隠れるようにしていきます。

田植えから7日目の秋田酒こまちです。
田植え直後で根がしっかりと張るまでは強風に当たると葉が枯れて生育が遅れてしまう為、水位を高めて苗を保護しました。
深水管理と呼ばれます。
水は熱しやすく冷めにくいので急激な気温の低下に対しても、例えるならば苗に布団をかけて守るようなイメージです。
4~5日くらいして、根付いた頃を見計らって水位を落とし、今度は少しでも水温が上がりやすいように浅水管理に移行します。
と言ってもあまり浅くし過ぎて土が出てしまうと草が生えやすくなってしまうので注意が必要です。
風向きや高低差で水が偏ってしまう事もあるのでなかなかきれいな浅水にはならないのですが・・・

田植え直後、青々としていた葉っぱは新しい葉が出てくるまでは少し色が薄くなります。

田植えから9日目の改良信交です。
こちらもやはり田植え直後よりも色が薄くなり、葉も細くなっています。

田植えから13日目の秋田酒こまちです。
前回の写真から5日経っていますが、いくらか新しい葉が出てきて遠目に色が濃くなったように見えます。

田植えから14日目の改良信交です。
こちらも田植えから約2週間が経ち、見た目でだいぶ色が濃くなったのが分かります。
2枚目の写真をよ~く見ると、秋田酒こまちよりも、改良信交の方が株と株の間が少し広くなっているのが分かります。
毎年繰り返しお伝えしていることですが、改良信交は丈が伸びやすく倒れやすいため、少しでも重みがかからないように密度を低くして(株の間を広くして)植えています。

田植えから23日目の秋田酒こまちです。
この頃は生育が旺盛で、だいぶ色が濃くなりました。
新しい葉もどんどん出てきていて丈も伸びてきました。

田植えから24日目の改良信交です。
気温が高く、こちらもぐんぐん育っています。
この日、1回目の生育調査をしたのですが例年よりも茎の数・丈の長さ共に順調に育っていました。

引き続き皆で12年目農醸の酒米の田んぼを見守って行きましょう^^

●農家とつくる日本酒プロジェクト
webページ/https://noujou.jp/

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