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10年目農醸 私たちの酒米の栽培記録⑩
「改良信交」も稲刈り
田植えをしてから約120日目、「改良信交」も稲刈りを行いました。倒れやすい品種なので恐れてはいましたが、今までで最も倒れてしまいました。
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コンバインの性能のおかげで刈り取ることはできましたが、普段より時間がかかりました。
籾摺り
「秋田酒こまち」同様、籾摺りと選別を併行して行いました。
今年は日照不足に加えて倒れてしまったこともあり、未熟で粒が小さいためにふるいの下に落ちる米が多かったのも特徴でした。ふるいの下に落ちた米は通常加工品に使われたりする用途で通常よりも安く取引されています。ふるいに落とされなかった米だけを検査をして出荷します。
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未熟な米が多くて歩留まりが良くなかったこともありますが、検査を受ける部分の米の量は「秋田酒こまち」同様少なく、こちらも収穫量は激減という厳しい結果になりました。
等級検査
今年は地域全体の傾向として量が少ないだけではなく品質もあまり良くないという状況でしたが、できる限りの厳しい選別をして何とか一等になりました。繰り返しお伝えしているように、この等級ができあがるお酒の品質を保証するものではありませんが、無事に一等になり安堵しています。
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旅立ちの朝
検査を終えて「改良信交」も旅立ちの朝を迎えました。精米工場へと送られ、精米されて福禄寿酒造さんに運ばれます。
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農醸の「農」の部分はここまで。
12月より福禄寿酒造さんで仕込みが始まりますので、次回の更新は少し先になりますが、農醸の「醸」の部分をお伝えします^^
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