農家の仕事は作業するだけじゃない!環境整備こそが大事!
農業大学校に行っていると農作業の的確さやスピードを教えてもらえます。
しかし農家の仕事は作業だけではありません。
勿論作業も大事なのですが、僕はそれ以上の「働く環境」をつくっていくことに尽力することが重要と考えています。
以前、東京で仕事をしている時に上司に大人の仕事として3つのことを教わりました。
トラブルを回避する
責任をとる
お金を使う
この3つの内「お金を使う」は会社のお金は勿論、自分のお金も使って見せることで相手は信用してくれることが多いと教わりました。
そして「トラブル回避」と「責任をとる」は働いていく上での環境づくりに重要と教わりましたので、今回はその2つを紹介します。
トラブル回避に多くの時間を使う!
働く環境をつくるといっても、労働環境や設備という話では今回はありません。
働きやすい状態をつくっていくということ。
その中で「トラブル回避」はかなり重要です。
どの様なことかというと、社内での人間関係の改善や仕様の策定などを行うことです。
ちょっとした火種がのちに大きなトラブルに発展するケースを多く見てきました。
農業においてもかなり重要です。
農家の間は、口約束などがかなり多いので言った言わないでトラブルになることも。
さらに自治体の担当者も曖昧な人が多いので、補助金の制度も捉え方で誤ったことを言われることが多いです。
そう言った事を事前に予測した上でのトラブル回避は大きな仕事だと思います。
自分のせいでなくても責任をとる!
農業においては個人事業主としての農家が多いのが現状です。
その為、責任はすべて自分で取らなければいけません。
しかし実際は、誰かのせいにする農家も。
「JAが悪い。行政が悪い。」
そんなことを簡単に口に出しています。
ただ、彼らの言っていることを鵜呑みにして行動したのは自分自身なので責任は自分にあります。
最近、それを実感したことがあります。
補助金を申請するにあたって、前年度世帯収入が関係してくるのですが年度をまたぐ可能性があったので担当者に確認したところ「実習開始の前年度」と言われ入学しました。
しかし入学後に「年度をまたぐ場合は、その都度の前年度が対象になる」と言われたのです。
明らかにおかしいと感じて、他の担当者に確認したり自分で調べた結果、入学前に言われたことが正しいと分かりました。
この様な事態はざらで、自治体の担当者によって補助金の文章の読解力が違うので誤った情報を言われることも。
その上で責任は取ってくれるはずもないので、自分で調べて確認するしかありません。
どんなに他人が誤ったことを言った上での間違いでも、自分に関わることであれば自分で責任をとるしかない。
それが出来て一人前だと思います。
まとめ
農業に関わらず、仕事をしていく上で環境を作り上げていくことは重要。
そしてそのためには、コミュニケーションをとったり自分の頭で考えることが必要になってきます。
言われたことを鵜呑みにせず、相手から正しい情報を得ることでトラブルを回避できます。
その為には自分で責任を負う覚悟も必要。
これらを肝に銘じておくことで相手からも信頼される存在になることでしょう。
この信頼こそが仕事をしていく上で大切だと考えます。
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