成功企業の秘密を暴く! 書籍「ヤバい仕組み化」の実践的ノウハウ
今回は「株式会社プリマベーラ」を経営する松田幸之助さんと吉川秀充さんによる書籍『ヤバい仕組み化』から得た学びを綴ります。
「株式会社プリマベーラ」は14期連続増収増益を達成し、年収49億円を上げる巨大企業へと成長しました。成功の秘訣は”仕組み化経営”にあります。この記事では、その具体的なノウハウについて深掘りしていきます。
松田幸之助さんの変遷と吉川充秀さんの異色の肩書き
松田幸之助さんはもともと松田隆宏さんというお名前でしたが、松下幸之助さんに近づけるべく改名されました。これは、どんな手段を使ってでも結果を出すという姿勢の表れです。一方、吉川さんは「Chief Gomihiroi Officer(CGO)」というユニークな肩書きを持っています。彼らの独特なアプローチは、企業文化にも反映されています。
プリマベーラの事業と仕組み化の具体例
プリマベーラはリユース事業をフランチャイズ形態で展開しています。例えば、毎週水曜日に価格が下がるというユニークなシステムを持つ古着店「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」などがあります。
仕組み化の一例として、社内の実験で多くの失敗を経験しながらも、成功した知見を横展開しています。
失敗から学ぶ仕組み化の重要性
失敗を恐れず、トライアンドエラーを重ねることがプリマベーラの成功の秘訣です。例えば、3000円以上の備品購入に社長承認が必要だった制度を撤廃し、実際にその効果を試みました。しかし、金魚鉢の購入をめぐる一件で、この制度を再度導入することに。失敗から学ぶことの重要性を強調しています。
3GとLTE経営:平衡を目指すビジネスモデル
プリマベーラの経営において特筆すべき点は、彼らが採用している3G(我慢、犠牲、義務)とLTE(Liberty, Think, Enjoy)の経営モデルです。このモデルは、従業員にとって必要だがやりたくないタスク(3G)と自由で楽しむことを奨励する(LTE)アプローチの絶妙なバランスを取ります。結果として、従業員のモチベーションと企業の成果を高める経営スタイルを実現しています。
Metagri研究所の場合:自由な発想の促進
私が運営するMetagri研究所では、主にLTE経営のスタイルを取り入れています。自由で創造的な思考を促進し、楽しみながら新しいアイデアを生み出すことに重点を置いています。しかし、将来的には3G経営のスタイルの要素を取り入れ、よりバランスの取れた経営を目指していくことが重要だと考えています。
日報革命:経営資源としての新しい視点
特に注目すべきは、プリマベーラにおける「日報革命」です。日報を単なる報告ツールとしてではなく、経営資源の宝庫として位置付けています。従業員は日報を通じて提案や改善プランを提出し、これが毎月3000〜5000件もの改善提案につながっています。また、社内通貨を導入し、良い提案をした従業員にインセンティブを提供することで、更なるモチベーションの向上を図っています。
離職率低下の秘訣:従業員の声に耳を傾ける
この日報システムは、離職率の低下にも大きく貢献しています。従業員は日報を通じて気分を5段階で報告でき、これによりモチベーションの低下や潜在的な問題を早期に察知することができます。これは、従業員が抱える問題に迅速に対応し、満足度を高めることで、結果的に離職率を抑える効果をもたらしています。
まとめ
プリマベーラの「仕組み化経営」は、日常のコミュニケーションがいかに重要かを示しています。日報が新たなプロジェクトへと繋がり、従業員が活発に意見を交換することで、組織全体の創造性が向上します。このように、日々のコミュニケーションを大切にすることは、組織の成長に不可欠な要素す。
書籍『ヤバい仕組み化』は、ただのビジネス書ではなく、仕組み化を通じて企業や個人が成長するための具体的な手法を提供しています。
失敗を恐れずに挑戦し、成功へと繋がる知見を集めることの重要性を、私たちはこの書籍から学べるのです。この本を読むことで、あなたのビジネスや人生においても新たな視点を得ることができるでしょう。
ぜひ、一度読んでみていただけると嬉しいです!
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。