排尿障害について考える ~なぜ排尿障害が起こるのか??~
本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
240日目を担当します、ミッキーです。よろしくお願いします。
8月より、臨床BATONは定期購読マガジンとなりました。
今後も皆様の臨床に役立つブログを届けるため精進していきますのでよろしくお願いします!
■はじめに
生活期で気になることとして先月までは要介護、廃用症候群を予防するためにどう考えるかについてお伝えしてきました。
よろしければこちらもあわせて読んでいただけると嬉しいです。
今月は排尿障害について考えていきたいと思います。
生活期の病院に勤めていると排泄障害により、自己での排尿が困難になる、行いにくく日常生活に支障が出るといった高齢の患者様が少なからずいらっしゃいます。
排尿障害があることでは命に直結する場面は多くはありませんが、日常生活において支障がでることになり、QOLの低下につながることもあります。
そうしたことから排尿障害について考え、患者様に接するうえでの一助となれればと考え、今回のブログを書くこととしました。
今回は概説的な内容としてまず排尿症状について触れていきたいと思います。
■正常な排尿機能とは
正常な排尿機能は以下からなります。
畜尿時には膀胱は弛緩し、尿道括約筋が収縮し、排出時には膀胱が収縮し、尿道括約筋が弛緩しています。
これらのいずれかに障害が出るために排尿障害が起こることになります。
これらの活動を司るのは大脳皮質をはじめ、大脳辺縁系、脳幹、脊髄、末梢神経など広い範囲の神経が関与しています。
しかし、この記事では下部尿路と言われる膀胱と尿道に関連した点に着目するのでご了承ください。
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