
無意識の効用とリハビリにおける利点・欠点
本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
399日目を担当します、ミッキーです。
新年度になり、職場では新人さんが入ってきて新たな役割を任されるセラピストの皆さんも多いのではないでしょうか。
それぞれのできることを頑張っていきましょう!
■はじめに
前回は意識することの大切さについてお伝えしました。
前回、簡単に「無意識」についても触れましたがより深く知ることで、臨床に活かせるようになるのではないかと考えました。
そこで今回は「無意識」についてより深くお伝えします。
*今回お伝えする「無意識」とは覚醒が低い状態を表す「意識障害」(JCS、GCSで測定できるもの)とは異なるのでご了承ください。
■無意識とは

ここでは無意識という言葉の意味についてお伝えします。
1 意識がないこと。正気を失うこと。「無意識の状態が続く」
2 自分のしていることに気づいていないこと。また、そのさま。「無意識に足が向く」
3 精神分析学で、意識下の領域、種々の人間現象の背後にあって影響を与える混沌としたもの。催眠・自由連想・投影検査、麻酔などの薬物作用によってのみ表出が可能となる。潜在意識。
精神分析学を創始したジークムント・フロイトの発見に始まる心的過程のうち自我では把握できない(意識できない)領域を言う。
1は意識障害を表す「無意識」ですね。
3はわかりにくいかもしれませんがwikipediaから考えると
「意識から外れたところで(視覚や聴覚などで意識してないところで)、影響を与える自我では把握できない領域のこと」と考えてはどうでしょうか。
非常に簡単に書いていますが詳しく知りたい方はこちらを読んでみて下さいね。
簡単に言えば前回も例で出しましたが
歯を磨くときに
『奥歯を磨くにはどうやって手を動かして~』
『前歯はこうやって磨いて~』
などということは考えて行っていないですよね。
意識して行っているわけではないと思います。
そのように考えなく行動・運動できるのは無意識の活動によるものと言えます。
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