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歩行を理解する〜倒立振り子モデルとは〜

おはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
493日目を担当する、理学療法士のシミーです!

私の記事では、臨床12年の経験をもとに、患者様のことをどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください。


本日のテーマは『倒立振り子モデル』です!
歩行を理解する上で倒立振り子モデルは重要です。
安全な歩行を獲得していくためにも倒立振り子モデルを理解して臨床に繋げていきましょう!

▶︎倒立振り子モデルとは

倒立振り子モデルは、歩行を最も単純化した力学モデルです。

このモデルでは、足関節が支点、球体が重心位置を示しています。立位では、足底圧の中心(CoP)、身体の質量中心(CoM)と表現されます。

支点に対し重心が垂直線上に位置する場合、位置エネルギーが最も高くなり、重心が移動することで支点を中心に回転運動が生まれます。

このように重力を利用することで、推進力が生まれ、エネルギー消費の少ない効率的な歩行が可能となります。

つまり、倒立振り子モデルは、歩行におけるエネルギー変換を単純化したモデルということです。

類人猿から人への進化の過程で直立二足歩行を獲得した背景にはそういった理由も含まれています。

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