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脳卒中の評価は何を見るのか?

皆さんおはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
428日目を担当する理学療法士のシミーです!

私の記事では、臨床11年の経験をもとに、患者様の状態をどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How toよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が新人時代に臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください!


本日のテーマは「脳卒中の評価」です。

内容としては、具体的な評価バッテリーの話ではなく、どのようなことを見ていくのか?という抽象度の高い内容となります。


はじめに

私自身、学生時代〜新人時代は評価バッテリーばかりに目が向き、数値化することに一生懸命になっていたことがありました。しかし、数値化するだけでは患者様は良くなりませんでした。

リハビリテーションにおける評価の位置付けは非常に重要であり、どれだけ正確に捉えられるかが良くなるポイントになるのですが、以前の私はそのことが理解できていませんでした。

ちなみに、“数値化=正確に捉える”ではありません。


何を評価するのか?

結論から言いますと、『脳の神経の働き』です。

正確には、神経がどの程度残存しているのか?ということを評価します。

脳卒中の病態は、脳の血管異常(梗塞や出血)が原因で神経が壊死した状態です。

神経が壊死してしまうと、その神経が担っていた役割(機能)も効かなくなってしまいます。
神経が働くことができなくなることで、体に様々な症状(運動麻痺、感覚障害、筋緊張異常、バランス障害、高次脳機能障害など)が出てくるのです。

リハビリテーションでは残存した神経を使って新たに神経ネットワークを形成し、壊死した神経の機能を代償していくことがアプローチとなるのです。

壊死した部分と残存している部分の見極めが重要になってきます。

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