日常生活に大切なステップ動作の見方〜脳卒中患者の動作開始に着目して〜
いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。
本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。
臨床BATON484日目を担当します応用歩行・応用動作特化型セラピストの橋本一平がお送り致します。
そんな私が今回お送りするブログは日常生活に大切なステップ動作の見方〜脳卒中患者の動作開始に着目して〜をお届けしていきたいと思います。
前回のブログでは日常生活に大切なステップ動作の見方〜ステップ動作における反応時間について〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。
*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。
はじめに
皆さんは脳卒中患者様(以下、脳卒中者)にステップ動作を行いますか?
では、いつの、どのような場面を想定してステップ動作を行いますか?
脳卒中者におけて、ステップ動作はかなり重要な動作になります。
その中でも動作開始におけるステップ動作はかなり大事になりと私は考えています。
なぜなら、脳卒中者における転倒率は健常高齢者の2倍であり、リハビリテーション病院を退院した後で転倒経験がある人は66%と言われています。
私もこの数字を見た時にとてもビックリしました。
リハビリテーション病院で家に帰るために、必死でリハビリをしたにも関わらず、転倒してしまう。また、人によってはその転倒で骨折してしまう人もいるかもしれません。
そして、転倒すると、周囲や家人からも「危ないから、じっとしておいて」「危ないから歩かないで」「動く時は声をかけて」など多くのネガティブな意見が本人様に向けられてしまいます。
そして、歩く機会や動く機会が減り、どんどんと歩けなくなっていきます。
人によっては、自分の住み慣れた家を離れないといけなくなるかもしれません。
そうなっては、何の為にリハビリを頑張って、家に帰ってきたのか、分からなくなります。
自分の家も自由に動けない、、、それは、とても辛い事ではないでしょうか?
そんな脳卒中者が1人でも減って、自分の生活を自分らしく送れるようになることを目標に今回のテーマであるブログを書いていこうと思います。
では、転倒の多くはどのような場面で起こることが多いのでしょうか?
それは、、、
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