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腱板断裂修復術後の固定期間について

おはようごいます(^ ^)

本日も臨床BATONへお越し頂き、ありがとうございます。

362日目を担当するのは理学療法士のゆーすけです。

腱板断裂修復術後のリハビリを行う上で再断裂の不安と固定期間中に可動域が低下し制限が残るのではないかと不安に思う人

「腱板断裂修復術の固定期間中に気をつけることは?。固定期間は何によって違うの?。初期からどんどん動かしたほうがいいの?。」

こういった疑問にお答えします。

★はじめに

関節鏡下腱板修復術後のリハビリテーションでは施設によってプロトコールがあり、腱板の断裂のサイズによって術後の固定期間が決定されます。
セラピストはそのプロトコールに沿ってリハビリを進めていきますが、例えば6週間の比較的長い固定期間を経て可動域訓練を開始した症例ではすでに拘縮が起こり可動域の改善に難渋するケースもあるのではないでしょうか?
施設ごとで少しずつプロトコールが異なり、固定期間をしっかりとる施設や早期から可動域訓練を開始している施設もあり、何が正しいのか?と疑問に思うことがありました。
今回は関節鏡下腱板修復術後の固定期間について一つの論文から考えていきたいと思います。

★腱板修復術後の術式の変化

昔はオープンでの手術が主流で、術後に三角筋下が癒着し拘縮を招くことから早期からの可動域訓練が導入されてきました。
しかし、主な術式が関節鏡下腱板修復術になって、術後の癒着は少なくなったと言われています。
その観点から関節鏡下腱板修復術後のリハビリを遅らす方がいいのではないか?というのがこの論文では言われています。
術式の変化から言うと、昔は皮膚・筋膜を切開する術創部が大きく、外科医として最終的な臨床転帰を改善させるために早期からの可動域訓練を導入してきたが、現在では関節鏡手術が主流となり、創部は小さくなっているためそもそも癒着が起きにくいため、むしろ再断裂の予防をメインに考え可動域訓練を遅らせたほうがいいのではないかというお話です。

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