運動学習を促すための方法

新年明けましておめでとうございます！
今年も臨床BATONは患者様のフルリカバリーのために邁進していきます。
臨床に役立つ情報をお届けしていきますのでどうぞ宜しくお願いします！

467日目を担当する理学療法士のシミーです！

私の記事では、臨床12年の経験をもとに、患者様の状態をどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が新人時代に臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます！興味がある方は是非最後まで読んでください！

新年一発目のテーマは「運動学習」です！
リハビリテーションを進めていく上で運動学習は切ってもきれない要素です。
如何にして効率的に運動学習を進めていくのかということがフルリカバリーの鍵になってきます。

▶︎運動学習とは

まず、運動学習の定義です。

運動学習とは熟練した行動を作り出す能力における比較的永続した変化へとつながる練習もしくは経験に関する一連の過程と述べられてきた。

モーターコントロール原著第5版　研究室から臨床実践へ（2020年）　著Anne Shumway-Cook　Marjorie H. Woollacott　訳　田中繁他　医歯薬出版株式会社　p 22

簡単に言うと、ある運動を応用したり変化させたりすることができるレベルまで到達させるための過程のことです。「一連の過程」ですので、アプローチとして考えていくためには、どのような過程を踏んでいくのかということが重要になります。