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「環境をコーディネートする」〜対象者様の行動が変わる環境設定〜

おはようございます。臨床BATONのご購読いただきありがとうございます。
213日目担当の他業種の経験を経てOTになり、休日は主夫や家事に日々奮闘しているごっちんです。今月もよろしくお願い致しますm(_ _)m

私は最近環境ってつくづく大切だと感じたことが多く体験したこともあり、今回のテーマとさせていただきました。

「環境をコーディネートする」〜対象者様の行動が変わっていける環境設定〜と題しまして
対象者様のADL・行動を変えるため環境によって人が変わっていける可能性を臨床経験を交えてお話していきたいと思います。

はじめに


結論から申しますと、環境をコーディネートするということは「環境が変化することで、本人の身体機能面を最大限引き出したなかでの行動・活動レベルに変化を出すこと」が可能になると考えます。

人が行動を変えるには行動変容モデルがあるという説明を前回のブログでさせていただきました。
行動変容についての記事は前回の記事を読んでいただけたらと思います。前回のブログはこちらhttps://note.com/nougeblog/n/n42dc060d8f68?magazine_key=m1d5aa60d66dc

行動変容を起こしていくためにも環境をコーディネートすることは重要であると考えます。

私の経験
私は療養・維持期病院に勤めていますが、人が行動変容していく上で心身機能を向上させていくことは大事です。しかし、心身機能があがったからといってADLや行動変容が変わるわけではありません。それには環境が活動・参加において行動制限させているという印象が強く感じました。
制限をかけている環境因子はどこからきているのか、またそれをコーディネートすることが行動変容を起こすきっかけにつながると思ったのです。

環境について考えていく前に…
環境にまつわる言葉を整理しながら考えていきたいと思います。

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