在宅環境での歩行能力評価 ~2ステップテストの有用性~
臨床BATONをご覧いただきありがとうございます!理学療法士の駿太と申します! 242日目のブログとなります!よろしくお願いします!
今回のテーマは「在宅環境での歩行能力評価~2ステップテストの有用性~
」です。
皆様は歩行能力の評価は行われていますか?PTの皆様は10m歩行テストやTUGなどの歩行能力評価は、必ず行ったことがあると思います。
急性期・回復期で働かれている方は、リハ室でこれらの評価を行い、定期的に歩行能力の変化を確認していくでしょう。
維持期ではどうでしょうか?通所リハなどの施設で働かれている方の場合、同様に施設内で定期的に評価している方は多いと思います。
しかし、同じ維持期でも訪問リハの現場では、これらの評価を行う事が難しい場合が多いです。というのも、自宅に10m歩行テスト、TUGなどの評価を行うスペースが無い為です。
10mの長い通路があるご自宅はかなり稀です。TUGを行うための3m程度のスペースがあるご自宅は比較的存在するかと思いますが、方向転換するには障害物があるなどの問題が生じることが多いです。
屋外で評価を行うにも不整地だったり坂道であったりする・・・と、訪問リハの現場では歩行能力評価を行うことが比較的難しいのです。
そこで、今回は在宅環境でも行いやすい歩行能力評価である「2ステップテスト」の紹介と、測定結果からわかることなどについて記載したいと思います。
◆2ステップテストとは?
2ステップテストとは、バランスを崩さず実施可能な最大歩幅長を計測し、それを身長で標準化した2ステップ値を算定する方法です。ご存じの方も多いと思いますが、ロコモティブシンドロームの診断基準としても採用されている評価です。
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具体的な評価手順としては、
①スタートラインを決め、両足のつま先を合わせる。
②できる限り大股で2歩歩き、両足を揃える。(バランスをくずした場合は失敗とします。)
③2歩分の歩幅(最初に立ったラインから、着地点のつま先まで)を測る。
④2回行って、良かったほうの記録を採用する。
の流れで行います。
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