歩行の目標設定に必要な考え方
皆さんおはようございます🌞
444日目を担当する理学療法士のシミーです!
私の記事では、臨床12年の経験をもとに、臨床をどのような視点で考えていくのかということをメインにお伝えしています。How towよりも、“考える”という部分にフォーカスした内容になっております。私自身が新人時代に臨床で理解できなかった経験からどのように考えていけば解決の糸口が見えてくるのかということをお伝えしていきます!興味がある方は是非最後まで読んでください!
本日のテーマは「歩行の目標設定」についてです!
皆さんは、目標設定は得意ですか?
私は理学療法士なので、歩行について目標を設定することが多いのですが、恥ずかしながら私は臨床5年目まで目標設定が非常に苦手でした。
特に、実習中は「短期目標」や「長期目標」を設定することができずに四苦八苦した思い出があります💦
しかし、目標設定がどれだけしっかりできるのかで、患者様が歩行を獲得できるかどうかが変わってきます。そしてその先にある退院後の生活が大きく変わってきます。
難しいと感じている目標設定ですが、難しいと感じるのはどのようにして設定していくのかがわからないからです。
今回はそれをどのように決定していくのか、歩行の目標設定にはどのような情報が必要になるのかということをお伝えしていきます。
◇歩行の位置づけ
歩行の目標設定なので、まずは歩行がどのようなものであるのかということを知らなければなりません。
結論から言うと、歩行とは“移動手段”です。
生活の中で、目的を遂行するための手段の一つとして、ADLとADLの繋ぎ役としての役割があります。
何を移動させるかというと、“身体重心”や“物品”です。
これらを現在いる地点から目的とする地点へ移動させるための手段として歩行が最も効率がいい方法なのです。
その他の移動手段として、匍匐前進や四つ這い、自転車や自動車というように幅広い方法が存在しています。これらの中から見ても効率的な方法は歩行となります。
◇移動する目的を知る
歩行は移動手段だと理解できたかと思います。
生活の中では何かを達成するために移動手段とは存在します。そこで歩行を移動手段とするための目的は何であるのかということを考えます。
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