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ukka 自分たちの座右の銘について語る

ukkaのメンバー3人(結城りなさん、茜空さん、芹澤もあさん)が、2024年10月放送の『ukkaり娘の浮かれでぃお』(AMラジオ8局にて放送中)の中で、自分たちの座右の銘について話していました。 リスナーからのメール「悩んで考え過ぎてしまうときに、気持ちを切り替えるようなマインドセットはありますか?」という質問に対して、「赤の他人は自分が思っているほど、自分には興味がない」「人生なんとかなるって思ったら楽観的に過ごせる」といったようなトークが繰り広げられたあと、話題は3人

    • フロンティア・スピリット(the other side of “doll” - 2024/10/4 ukka コンセプトワンマンライブ)

      (※以下の文中、敬称略で失礼します) アンコール最後の曲『Glow-up-Days』が終わると、ukkaのメンバーたちは手に持ったマイクを口から離し、生声で「ありがとうございました」と感謝の声を振り絞った。 中学生メンバーもいる彼女たちには「20時までにステージを降りなければならない」という制約があり、少し慌ただしい様子だったが、それでも笑顔で手を振りながらステージを後にした。 観客がその姿を見送ったあと、ステージに残ったのはいつも通り芹澤もあ。 彼女の「ばいびろーん」とい

      • 「ごめんね…」と、ukkaは言った(2024/10/4 ukka ワンマンライブ「doll」)

        (※以下の文中、敬称略で失礼します。また、ライブの内容や引用したメンバーの配信コメントなどについては、記憶に基づく部分も多く、実際と異なる点があるかもしれません。その点、何卒ご容赦ください。ライブの詳細については、安心と信頼<写真23枚!>のナタリーさんの記事をご覧ください) コンセプトって何ですのんもう10月だというのに、半袖Tシャツの肩越しにじわっと汗がにじむ暑さ。川崎では、正午過ぎに気温が30度に達したという。 今年の夏は、尋常じゃない暑さに見舞われた。 7月から毎

        • 自己肯定感

          (これは、事実に基づいたフィクションです。登場人物は全て敬称略にて失礼します) 気まずい沈黙が流れた。 企画が思いのほか早く終わってしまったため、急遽設けられたトークコーナー。 葵るりが「質問ある?」と聞いても、ほとんど手が上がらない。勇気のあるヲタクが数人ほど質問したが、後が続かない。 「ちょっと〜、質問ないの〜!」 彼女も不満そうだ。 しかし、頬を膨らませるるりも可愛い…浴衣デートの最中、ちょっと機嫌の悪いふりをする幼なじみ…いかん、妄想をしている場合ではない。 前

          そろそろ旅を始めようか

          (※以下の文中、敬称略で失礼します) ”旅”という言葉を聞いて想起する何か。 英語で「旅」をさし示す単語は、ぱっと思いつくだけでも、”journey” “travel” “trip”と3つもある。 日常でも耳にすることの多いそれぞれの単語が示すニュアンスは、たとえば好きな曲の歌詞を媒介として、それぞれに異なる感情を呼び起こす。 ■ journey 長く、しばしば困難な旅を指すことが多いそうだ。 その定義の背後に、成長や変化を伴う過程が暗示されたり、心の旅や人生の旅など、内

          そろそろ旅を始めようか

          上田と茜(2024/4/14 ばってん少女隊 #ureshiinoツアー 大阪公演を見て思い出したこと)

          (※以下の文中、敬称略で失礼します) ばってん少女隊とukka。 同じ2015年に結成されたにもかかわらず、この2グループが、所属事務所スターダスト全体のイベントを除いては、直接関わる機会はこれまで殆どなかった。 何度かメンバー同士が配信などで1対1で話をする機会はあったものの、季節外れのリゾート地で申し訳程度に打ち上げられる花火のように、必ずしも噛み合わせがいい組み合わせには思えなかった。 2024年、ばってん少女隊、春の全国ツアー。 全4箇所のZEPPをまわる公演は

          上田と茜(2024/4/14 ばってん少女隊 #ureshiinoツアー 大阪公演を見て思い出したこと)

          最前

          (これは、事実に基づいたフィクションです。登場人物は全て敬称略にて失礼します) 優しさが時にはアダになる、オレはつくづく感じていた。 ダンスレッスン、振り入れ。結城りな主催オフ会は、ukkaの中でも屈指の難しさを誇る、「スーパーガール★センセーション」のダンスをファンに覚えてもらうという企画だった。 普段からダンスに励むアイドルが難しいと嘆く曲、当然ヲタクたちが簡単に習得できるわけもなく。思うように動かぬ身体と、混乱する頭、煮詰まったヲタクを見て、結城りなは、開始から10

          ビンゴ

          (これは、事実に基づいたフィクションです。登場人物は全て敬称略にて失礼します) その物語は、景品が残り少なくなりつつあるなか、ようやくビンゴを当てたわたしが、オフ会の主催者、茜空の前に進み出るところから始まります。 ————————— わたしが進み出るのを見て、茜空は小さく息を呑んだ。 しかし、動揺を悟られない程度にはポーカーフェイスを保てたはずだ。 茜空はさりげなく視線を周囲に送り、空気を探る。 大丈夫だ、気づかれていない。 この人は手強い。 いつも勝負を挑んでくる。

          生真面目なスナフキン(2024/2/17 ukka 茜空生誕ソロライブ「21 -百花繚乱-」)

          (※以下の文中、敬称略で失礼します) 「すみません、客席の照明をあげてもらえますか?」 アンコールに用意した4曲もすべて歌い終わり、ステージ上から、茜空が珍しくスタッフにお願いを出した。 MCのため、びっしりと書かれた手元のメモから目をあげて、ぐるっと会場を見渡す。 そんな風にして、茜空にとって3回めの「生誕ソロライブ」は終わっていった。 ほどなく、ゆっくりと下手の舞台袖に消えていく茜空。 「ずっと、この会場で生誕ライブをやりたかった」そう言っていた割には、思いのほかあっ

          生真面目なスナフキン(2024/2/17 ukka 茜空生誕ソロライブ「21 -百花繚乱-」)

          卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう

          (※以下の文中、敬称略で失礼します) 2023年12月30日、自分が茜空にかけた最後の言葉は、 「楽しかったね、今日は楽しくできた?」 だった。 数秒後、間髪入れずに返ってきた言葉は、 「楽しかったよ。だからさ、今日は私泣いてないでしょ? そういうことだから!」 だった。 立ち位置に貼られた右足/左足のマークを後ろにして、背中にいつもと変わらない笑顔を感じながら、テーブルの上に置いたダウンジャケットを乱雑に取り上げて…ふと目をあげると、川瀬あやめと最後の言葉をかわそうと長

          卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう

          茜空は「憑依型」なのか?(2023/10/23 - トーク番組『アイふた』の何気ないやりとりを聞いてふと思ったこと)

          (※以下の文中、すべて敬称略で失礼します) 「茜空って名前は、マネジャーさんにいただいた名前なんですね。だから、意味が込められているというか、画数なんかも考えてつけていただいたので、気にいっています。五十音順でタレント名が並んだときに、早く目につくなんていうことも考えてくれたみたいで…」 (あ、そうなんだ) 「あ、でも、ukkaのほかのメンバーは、自分で決めたという人が多かったみたいですね」 グループを離れてひとり、人前にソロの活動で出る機会は久しぶり。 緊張まじりの

          茜空は「憑依型」なのか?(2023/10/23 - トーク番組『アイふた』の何気ないやりとりを聞いてふと思ったこと)

          「もっと特別な、白い石」(2023/7/20 - ukka葵るり19歳の誕生日によせて)

          (※以下の文中、敬称略で失礼します) ”オーディション候補生”の「ルリ」「リナ」だったふたりが、”ukkaの新メンバー”「葵るり」「結城りな」として、はじめて舞浜アンフィシアターのステージに立ってから、600日余りが経った。 舞浜の日から遡ること、約2週間前。 ukka4人体制最後のステージ<秋田分校2021文化祭>で、新メンバーについて問われた川瀬あやめは、 「もう、ほんっとマイペースでねぇ…鍛え上げますよ、スパルタで」 と、困っているのをいかにも楽しんでいるように答え

          「もっと特別な、白い石」(2023/7/20 - ukka葵るり19歳の誕生日によせて)

          青春は何度でもやり直せるなんて嘘、なの?

          (以下の文中、敬称略で失礼します) 2023年6月15日、翌週の新譜リリースへ向けた告知も兼ねて、ワニブックスのWebメディアに掲載された、ukka茜空のインタビューの一節。 「私たちのテーマは“青春”なんですけど、学生で止まっている青春じゃない、というのがポイントだと思っています。私は中学生から活動を始めているんですけど、そのときと今とでは、同じ曲を歌っても等身大の私の雰囲気はだいぶ違うし、そうなっていく過程も含めて青春なんですよ。だから、ずっと見ていても楽しくて飽きな

          青春は何度でもやり直せるなんて嘘、なの?

          忘れるわけないじゃないか、なんで忘れるのさ(2023/2/11 ukka 茜空生誕ソロライブ「20 -星雲之志-」)

          (※以下の文中、すべて敬称略で失礼します) 二度と来ない 今を生くんだライブ終演。 アンコールを求める手拍子に応えて、茜空がステージに再登場することはなかった。 顔見知りの生誕委員を手伝って、ほぼ光らなくなった使用済みの “赤” “青” 2種類のサイリウムを回収しながら、徐々に人がはけていくフロアをぼんやり眺めた。 「くそー、茜空め!」 急に感情の波が押し寄せてきた。 およそ、推しの生誕ライブのブログを書くのに、似つかわしくない表現を使うならば、ホント悔しくてたまらなかっ

          忘れるわけないじゃないか、なんで忘れるのさ(2023/2/11 ukka 茜空生誕ソロライブ「20 -星雲之志-」)

          『茜(tipToe.)』の歌い出しの話:追記 (2023/2/11 ukka 茜空生誕ソロライブ「20 -星雲之志-」より)

          以下の文章は、昨年12月にあげたブログのあと、 ”tipToe.『茜』を、ukka茜空が生誕ソロライブでカバーしたよ" ただそれだけのことを、書きなぐったものです。 生誕ソロライブのことについては、いつか、いつか…必ず… (※すべて敬称略で失礼します) ■代官山 UNIT(2023年2月)2023年2月11日。 茜空ハタチの誕生日までちょうどあと30日。 すっきりと晴れ渡った空のもと、今年の生誕ソロライブは行われた。 (※ukkaの生誕ライブは、誕生日が近い2人のメンバーの

          『茜(tipToe.)』の歌い出しの話:追記 (2023/2/11 ukka 茜空生誕ソロライブ「20 -星雲之志-」より)

          解き放つ ステージのオブリビオン(2023/3/1 dot yell fesに行けなかった反省文)

          (※以下の文中、すべて敬称略で失礼します。また、ukkaの春ツアー<横浜公演>のネタバレが含まれていますので、ご留意いただけると幸いです) 葵るりは、どうやら泣いていたようだった。 芹澤もあの名前を呼ぶ観客の声を真正面に受けて。 2022年の年末から2023年にかけて、ようやく国内でも、スポーツ観戦やライブ鑑賞などで観客の声出しが解禁されるようになった。 プロ野球やJリーグ、あるいは乃木坂46のコンサートといった、世論に大きな影響力を持つマスイベントで、組織だった「応援団

          解き放つ ステージのオブリビオン(2023/3/1 dot yell fesに行けなかった反省文)