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反張膝に対して[身体の使い方]

反張膝シリーズ7つ目です。

今回は3つの原因の最後…

② 本来の支える為に必要な身体の動かし方

の自主トレをお伝えします。

はじめに

本日は、立ち上がり動作の中で反張膝を出さない為の身体の使い方を覚える自主トレを紹介します。

ちなみに、立ち上がり以外の動作でも、反張膝にならない為の身体の使い方を覚える必要があります。

そちらは、今後、有料の方で画像も使いつつ、分かりやすく説明します。

自主トレ[反張膝を出さない為の身体の使い方:立ち上がり編]

普段、何気なく、立ち上がりをしている方がほとんどだと思います。

しかし、座っている姿勢の時点から、反張膝になりやすい状態になっていたり、立ち上がりの動作で、すでに歩くときに反張膝を起こしやすい状態を作っている場合が多いです。

むしろ、反張膝の方は殆どだと言っても過言ではありません。

しっかり、立ち上がりの中で、反張膝を出さない為の使い方を「脳との繫がり(学習)」の視点から、根本的な問題を解決させましょう。

方法のまとめ

詳しく説明

① リハビリ前の状態確認

自主トレをする前に、身体が状態をチェックし、自主トレ前と、自主トレ後の違いを比較しましょう。

この過程を踏むことで、脳と手足の神経が繋がる為(アノーキンの機能システム)、実践してみて下さい。

1)まず、立ち上がる前の段階である、座姿勢からお辞儀から、身体を傾ける姿勢で一旦ストップしましょう。

この時…

☑︎ 身体が片方に傾いたり、捻ったりする
☑︎ 膝が頼りない
☑︎ 膝裏が突っ張る

など、感じる方が多いと思います。

2)次に、その姿勢から立ち上がり、身体の状態をチェックしましょう。

この時…

☑︎ 膝が反ってしまう
☑︎ 膝が頼りない
☑︎ 膝裏が突っ張る

このような状態が自主トレ後に無くなれば、行った自主トレは上手くいった証拠です。

② 動きにくい原因を探す

次は左右の違いを通して原因を確認します。

1)まずは、麻痺側で感覚をチェックします。座る姿勢から、お辞儀をするときの、麻痺している側の「足裏/お尻/太もも」の3カ所の感覚をチェックします。

[足裏]

☑︎ 足裏踵の感覚が薄いorつま先が薄い

[お尻と太もも]

☑︎ お尻と太ももが当たっている感覚が薄い
☑︎ 浮いている感覚がある
☑︎ 全体ではなく、内側や外側に偏っている

など、人それぞれで感覚が違うのでチェックしましょう。

踵の感覚が弱い人は、お尻を浮かせて立った時にも、ずっと踵の感覚が薄い場合が多く、逆につま先の感覚が薄い人は、立った時もずっとつま先の感覚が薄いことがほとんどです。

2)次に状態がよいほうの下半身の感覚を確認します。

☑︎ 座っているときはお尻のグリグリ(坐骨)を感じることが出来る

お辞儀をすると、グリグリ(坐骨)が徐々に、太ももの方へ、だんだん体重が移動する感覚を確認しましょう。

☑︎ しっかりとお辞儀をしたら、自然と足裏に体重が乗っていく
☑︎ 足裏も踵とつま先のどちらかに偏ることなく、全体が床につく

このように、動きの感覚をチェックしましょう。

立った時も、足裏は踵とつま先の両方に体重が乗っていると思います。

③ リハビリ

1)状態がよいほうの下半身の感覚を意識し、その感覚をカタカナで表現しましょう。

お辞儀をしながらお尻から太ももに体重を乗せていくときは「お尻グリグリの太ももべチャ~ッ」という感じです。

お辞儀しているときは、足裏全体が自然と床についています。足裏の感覚は「ズドン」というよりも、「ジワ~ッ」や「ググッ」といった、感覚があるはずです。

そのまま立ち上がったときにも、足裏全体に体重を乗せて「ググッ」という感覚を維持したまま、立ち上がります。

2)非麻痺側の脚で分かったら、麻痺をしている側の脚でも同じようにやってみましょう。

リハビリの動きは、お辞儀しながら「お尻グリグリの、太ももベタ~ッの、足裏ジワ~ッ」です。最後は「ググッ」と感じながら立ちます。

④リハビリ後の状態確認

まずは、お辞儀で1回、立ち上がり1回、状態チェックをしましょう。

お辞儀がうまくいくと…

☑︎ 身体が自然と真っすぐになった
☑︎ 頼りなかった膝がしっかりする
☑︎ つま先で支えている感覚がある

立ったときには…

☑︎ 膝が反らない
☑︎ 膝がしっかりする
☑︎ 膝裏が突っ張らない

など、リハビリ前に確認した感覚に変化があれば、リハビリ成功です。

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