小脳系病変「治療原則その3」
お疲れ様です。はらリハです。
本日も小脳系病変について説明します。
本日は…
「小脳系病変の治療原則その3」についてお伝えします。
はじめに
ここは前回の内容と一緒です。
小脳系病変のケースは…
☑︎ 姿勢筋緊張が低い
☑︎ 平衡感覚のコントロールが遅延
☑︎ 恐怖心が強い
ことが多いです。
そこを踏まえて、介入する前の準備として…
☑︎ セラピストの位置(場所/距離/向きなど)
☑︎ 付近の環境でバランスを免荷できる状態
☑︎ 空間を狭くし、安心感が得られる環境
が必要になります。
この環境下で、姿勢と運動の治療を行っていきましょう。
治療原則3:遠位の活動から近位の同時活動
手掌を広げた状態で上肢の空間での動作をすると、上肢近位部と体幹・下肢の動揺が増強することがあります。
この時は、巻いたタオルやボールなど、それぞれの手に把持させた状態で上肢を空間にプレーシングさせて、遠位部の同時活動が体幹や、近位部である肩や肘関節で継続しやすくすると動揺が減少する効果が期待できます。
また、中間関節である肘や膝関節の選択的な段階運動を高めることへと繋がります。
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