半側空間無視の治療で必ず押さえておきたい考え方
お疲れ様です。はらリハです。
本日は…
「半側空間無視:治療で押さえておきたい考え方」について解説します。
※ 引用、参考書籍
無視とは何か?
ある患者さんは、自己の半側空間無視について次のように述べています。
重要なのは「そこにないものなど、無視しようがない」という言葉だと思います。
無視と言っているのは患者本人ではなく「観察者」です。
半側空間無視患者さんは、左半側空間を無視するという量的(物理的、客観的な空間)な注意障害のみではなく、注意の散漫と集中の間を”さまよう”という質的(意識的、主観的な空間)な注意障害を呈しています。
この量的かつ質的な注意障害が混合している症状が「無視」という症状への気づきと自覚を妨げます。
その気づきと自覚のなさが、患者さんの日常生活動作を低下させ、行為の回復を困難なものにしています。
そして、多くの患者さんは「片麻痺」を伴っています。
「左空間が欠損している」という自覚がない半側空間無視患者さんの治療は簡単ではないです。
終わりに
ここまで、読んで頂きありがとうございます。
最後に、脳卒中後遺症の改善に向けた自主トレメニュー(有料500円)を紹介します。
上記で説明している通り、
「病院でやっていたリハビリ」と「本来回復に必要なリハビリ」
がズレていることが非常に多いです。
よく聞くのが「原因は筋肉」という話。
筋肉トレーニングも必要ですが、よくよく考えると根本的な問題って脳じゃないですか?
だって脳の損傷なんですもん・・・
脳の回復に必要なリハビリしないといけないじゃないですか。
そこをピックアップした自主トレを提供しています。
なぜ自主トレで回復するのか・・・
根本的な問題である脳の問題に対して「脳と手足の神経の繋がりを作るリハビリ」を根源に作った自主トレメニューだからこそ「改善する」がついてきます。
根本的な問題に着目したメニューなら回復も見込めると思いませんか?
今よりも10歩も20歩も先の自分になるためにも、使えるものは何でも利用しましょう。
内容は大きく分けて3つです。
☑︎ 病態、症状の理解
☑︎ 病態、症状の原因
☑︎ 自主トレメニュー
となっています。
病態を理解することで、なぜ自分がこのような状態になり、どこに問題があり、どこを気をつけることでその症状が緩和するのか、図や写真を使いながら分かりやすく解説しています。
全く動かせない方から、症状が軽いけどうまくいかない方まで、必要な機能的要素と脳科学的な知見を併用したメニューになっています。
根本的な問題の解決をテーマに、最高の技術と知識をフル活動させて作った自主トレメニューです。
販売してから既にnote経由を合わせて50件以上、おかげさまで好評を頂いています。
500円で購入できますが、安価で買えるような自主トレメニューではないです。
一人でも多くの方が麻痺のない生活に少しでも戻れるように願いを込めて作りました。
ぜひ、使って見てください。