2021年読んだもの見たもの
2020年をマネーフォワードで振り返ると、書籍にかける金額がなかなかな状態で、しかも背後には積読本山の如し。ちょうどTaknalアプリを入れてしまい、読んでみたい本も山の如し。ということで、今まで敬遠してきた図書館に通うことにしました。
子供の頃、自転車片道30分のところにある図書館は、心のオアシスで大好きな場所であり恐ろしい所でもあった。というのも借りた本を延滞してしまうから。本を借りて延滞して、延滞期間中はご飯を食べている時もお風呂に入っている時も罪悪感が追いかけてきて、なら返せよって話何やけど、自転車片道30分が恐ろしく遠い。遠かった。ずっとまっすぐの田んぼ道。漕いでも漕いでも現れない図書館。廃れたAコープ&JAがやってる謎に錆びついたガソリンスタンド。ひぐらしの声。
こういうのを繰り返し、「私は図書館で本を借りれる分際の人間ではない」と謎のレッテルを自分に貼った。ただ借りてそのままの状態で返す、この基本のルールを守れば誰でも受け入れてくれる図書館の敷居を勝手に高く(こういうところで上手い比喩が出てこないの悲しいね)していたのであった。
通い始めて約半年。私は素直に感動した。
まず、ちゃんと期日までに本を返せている自分に。時々読めなくってそのまま返しちゃう時あるけど、それでも期日までにきちんと返せるって気持ちいい。
子どもの頃に勝手にレッテルを貼られ、泣いていた自尊心が笑っていた(自尊心が笑うってどういうこと)
でもこれ、ただ私が返せるキチンとした人間になったというよりも、図書館側のシステムが相当イケていたからなんだな(山下清風)
私は感動した。図書館のWebページに!!!!
図書館のカードを作るとIDが発行され、マイページが持てるのだ!!!!場所によるだろうけど
そんでもってここでは、借りている本の状況が分かり(待っている人がいなければ期限の延長もできちゃう)
なんと本の予約もできてまう、、、!!!
予約本を借りがてら、本を返すという上手い循環ができている。くうぅ、にくいねえ、図書館。
ITの端くれでご飯を食べているのですが(なのに電子書籍は使いこなせてない)、こういうのだよ。こういうシステムが好きなんだよとなりました。(この30年の人生の中、就活の時面接時間ギリギリにセブンに駆け込みネットプリントでドチャクソ焦りながら面接票やらなんやらを印刷した時以来2回目)
あれ、この上半期の読んだもの見たものを備忘のために纏めようと思ったのに、図書館のwebページの話になってしまった。
でも、私は今この図書館ページの予約本の状況確認をする時間が小確幸になっている。誰かの小さいけれども確かな幸せをこのよく分からない記事がきっかけで増えたらいいなあ。
でも結局のところ、返せている理由は、図書館から家まで自転車で10分、ゲキ漕ぎ5分と近いところにあるんやけれども。
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