灼熱の漫画。灼熱の卓球娘【百合漫画感想】
「灼熱の卓球娘」が、「灼熱の卓球娘 REBURN!!」 となって連載再開、嬉し〜〜〜〜!!
昔、連載が終わった時に朝野やぐら先生がXでこれからも灼熱の卓球娘を続けていきたい。と言われていました。
それを見て、何かしらの形で、また灼熱の卓球娘が読めるのならどんなに嬉しいだろうずっと待ち望んでいました。
そして!連載再開のお知らせを聞き本当に!!!めちゃくちゃ!!!嬉しかったです!!!!
しかも!明日「灼熱の卓球娘 REBURN!!」1巻2巻発売!!!!
よっしゃ~!!!!!
明日万全の状態で「灼熱の卓球娘 REBURN!!」を読むため、「灼熱の卓球娘」を読み直しました。
それの感想です。
ネタバレ注意!!!!
この作品、タイトルが内容を表しすぎてます。
熱過ぎる!!
あがりとこよりの出会い。ほくととハナビの絆。くるりと石榴の過去と今。(5巻のもず山中の番外編、大好きすぎる。)
この作品の熱いところを上げたら切りが無いです。
ただ、僕が1番熱くなるのは、あがりvs紅真深です。
まずさ。
紅真深を好きにならないオタクっているの?
みんな好きになっちゃうでしょ。オタクなら。
こういうキャラみんな大好きでしょ。
確かに、最初登場したときは「なんだコイツ!」ってなるかもしれない。
僕はもう初登場時には大好きだったけど。
あ、愛が歪んでる子が来たなって心躍りましたもん。
しかも腹話術披露するときの得意げな顔よ。
おいおいおいおい可愛すぎか?
紅真深は、容易に人として道を踏み外す危うさを登場時から遺憾なく発揮して見せてくれていました。
あがりが自分に負けて、隠れて泣くのを心から喜ぶ。
あがりの喜ぶ顔が見たいから、手を抜いてワザと負ける。
手を抜いてプレイするストレスを解消するために、赤の他人にぶつける。
最高に最悪。
でも紅真深は、あがりとの試合で過去の報いを受けます。
自分がいない間に、こよりと練習して絆を深めて強くなったあがり。
そのあがりに完膚なきまでに圧倒されてしまいます。
あがりの卓球から感じ取れる、あがりとこよりの絆の深さを受け、こよりに憎悪すら抱きます。
紅真深が自分からあがりと離れる選択をしたのに。
そんな自業自得を地で行く紅真深ですが、個人的には紅真深に強く共感してしまいました。
ある。こういうこと。
自分本位に、相手にこうあって欲しいって勝手に期待すること。
その期待が裏切られたら怒ること。
すごく分かる。
人生を上手に生きるコツは?って聞かれて「人に期待しないこと」みたいに答える人や本たくさん見てきた。
でもそれ本当難しいよ。
特に大好きな相手に期待しないなんて多分僕は一生できない。
期待し続けてやるよ。
みなさんもありませんか?
喜んでほしいと思って大切な人に働きかけたら、全然喜んでくれなかったときとか。
少なからずショックは受けたりしません?
僕はめっっっっっちゃショック受けます。
紅真深はその最上級をあがりとの試合で受けます。
多分そのショックの強さは、僕が感じてきたショックより圧倒的に強いのでしょう。
そんなショックの中、モノローグで語られる痛々しいほどの紅真深の感情は、僕にも突き刺さり、とても共感しました。
そして、共感できるからこそ「紅真深!どこまでも落ちろ!」と応援しながら読んでいました。
そして6巻、紅真深がこよりの前に立ち、落ちる所まで落ちる瞬間。
紅真深は、後悔や嫉妬や怒り全てを抱え飛翔します。
「ありがとう」と言う紅真深の笑顔。
紅真深のマイナスの感情に共感して燻っていたいた僕の心は、強烈な光に浄化されました。
紅真深は、マイナスの感情を捨てません。
あがりが好き。狐姫さんへの感謝。
そんなプラスの感情とマイナスの感情の両方を抱えたまま卓球を全力で楽しみます。
その姿はまるで、こんな間違っている感情を持っていても良いんだと、勇気づけられるようでした。
さらに、この試合ではあがりにも大きな変化があります。
あがりは、卓球に置いてはプライドと自己顕示欲が高く、他人を差し置いて自分が1番になりたい、そんな描写もあったように思えます。
紅真深との試合でも、部長からエースと呼ばれて浮ついてしまいそうになるあがり。
しかし、こよりからの信じてる。と言う激励で真のエースになるあがり。
このシーンかっこよすぎる。
紅真深とあがり。
自分を中心に生きてきた2人が、チームや大好きな人との繋がりを背負い、お互いに高め合う試合。
まさに灼熱です。
その続きが読めるなんて…。
朝野やぐら先生、灼熱の卓球娘に関わられている全ての方々に感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
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アニメの感想や百合漫画の感想など、オタクな社会人たちがオタクトークしています!
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