MTGと漫画の共通性《土地》から考えたこと【おうちMTG考察】
2024.11.22更新。
MTG(マジックザギャザリング)のカードから考えたこと。
漫画の1コマ目が必ずと言っていいほど、風景から始まることをご存知だろうか。漫画を描こうと思ったことがある人には常識かもしれない。以前読んだ漫画の教科書的なものにも書かれていた。その物語の世界がどんな場所なのかを表現することで、物語に入りやすくするためとか何とか書かれていたように思う。
MTGはまずはじめに、必ずと言っていいほど、《土地》を置く。言い換えれば、“風景”を置く。漫画もMTGも“風景”から始まるのだ。
MTGの《土地》は漫画と同じような、物語に入りやすくする効果があるのではないだろうか。プレイヤーがプレインズウォーカー(MTGのプレイヤーの設定で、直訳すると“次元を渡るもの”)として、どんな場所にいるのか、想像をかきたて世界に没入させるもの。目の前の《クリーチャー》だけでなく、その《クリーチャー》を取り巻く風景があることで、世界がどんどん深まっていく。
こんなことを書くと、改めて感じさせられる。“MTGの対戦”は物語なのだ。