意外とシンプルなのに“無敵”と勘違いされる《変異種》を相手に理解させる方法【おうちMTG考察】
2024.12.1更新。
MTG(マジックザギャザリング)のカードの紹介。
“青い悪魔”と呼ばれたカード。
響きが怖い。
確か“悪魔”と呼ばれるくらいに強いのだろう。
対戦でこのカードを出すと、「終わったー。」と、ため息とともに言われる。
ただ、使っている側としては言いたいことがある。
このカードそのものも強いけど、その強さが発揮できるタイミングじゃないと出さないだけだよ。と。
相手は、このカードに“出たら負け”って書いてあるかのようにため息をつく。
でもよく見てみると、そんなことは決して書かれていない。
よく読む。
変異種 ③青青
青:アンタップ 変異種。
青:変異種は“飛行”をゲット。ターンエンドまで。
青:変異種はスペルやアビリティの対象できなくなる。ターンエンドまで。
①:変異種は+1/−1をゲット。ターンエンドまで。
①:変異種は−1/+1をゲット。ターンエンドまで。
3/3
書かれていない。
文章は意外とシンプル。
一つ一つの能力は決して長くないし、難しくもない。
ただ数が多いだけ。
アンタップ。わかるよね。
飛行。わかる。
スペルやアビリティの対象できなくなる。
ちょっと難しいか。いやいや、そんなことはないはずだ。《稲妻》や《神聖な計略》が当たらなくなるってことだ。相手が《稲妻》を撃ってから、この能力を起動すると《カウンター》みたいになるね。やっぱり難しいか。いやいや、いやいや。
+1/−1。わかる。
−1/+1。わかる。
“無敵”の原因は3番目かー。
数が多い上に、この3番目の能力が、ちょっと難しいせいで、モヤがかかったように思考領域から、能力の全てが消えるんじゃないだろうか。だから、よくわかっていない対戦相手は、理解することを放棄して、“無敵”って書いてあるかのように脳内変換をしてしまうんじゃないだろうか。
相手に理解してもらう方法。
まず、対戦の前に「《変異種》いるよ。」と一声かけ、心の準備をさせる。
対戦相手が、ちょっとわかってくると、対応するための手札を温存することもできるようになると思う。
次に、《変異種》が場に出たら、こっちが使おうと思っている能力と、相手のデッキに対応した具体的な対処方法を説明する。
例えば、
「《稲妻》を撃ったら“3番目の能力”を発動するよ。今、青マナが1つしか出ないから、発動した後に、もう1発《稲妻》を撃つと、《変異種》が倒せるよ。」
とか、
「空飛んで、パワーアップするから、《変異種》を倒すか、《飛行クリーチャー》を出せないと、あと2ターンで決着がつくよ。」
等。
ここまでやれば、楽しい駆け引きができるようなると思う。
理解しきれない人にとってはビックリ能力
考えてみれば、今まで《変異種》の能力を起動して攻撃するたびに、ビックリした顔を見せていたような気がする。目の前のカードに、能力がしっかり書いてあるのにも関わらず、いきなりどこにも書いてない隠し能力が発動したような反応だった。
考える要素を絞って、どう動くべきなのか方向性を示してあげることで、相手も真剣に駆け引きに付き合ってくれると思う。
“知っているけど、よくわからない。”への配慮
相手がMTGに興味を持ち始めたばかりだった場合、相手の知らないカードを自慢げに出して、“やってやったぜ”っていうのは、相手のやる気を削ぐ行為になりかねない。MTGの競技人口を減らす原因になるかもしれない。
相手が“知っていても“、文章が長いものや、能力がたくさんある場合、“理解しきれていない”可能性がある。それは“知らないカード”と同じ意味になるんじゃないだろうか。そんな状況に気づいた時は、具体的な動きや対処方法を教えてあげるといいかもしれない。
お互いゲームのルールを理解してこそ、対戦は楽しめると思うのだ。
余談
左が変異種、右はマネされた人。