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つぶやきのまとめ その34


「マルセイバターサンド」が好きでたまに買う。「バ成タ」という文字がパッケージに記載されているので「バナリタ」という愛称で呼ばれている。包装された状態で掲げると、さながら水戸黄門の印籠のようだ。「このバナリタが目に入らぬか!」「口になら入りまする!あ~ん」という問答もできる。もちろん一人で。


食虫植物のウツボカズラは、袋の中に虫を落として消化する。文明社会における洗濯機と同じだ。自然界では命の選択が行われ、人間界では衣服の洗濯が行われる。ウツボカズラは千載一遇のチャンスを逃さずに捉え、洗濯機は洗剤一匙のアシストを受けて稼働する。それぞれの健闘をなんとなく祈る。


メガテリウムは「最大のナマケモノ」である。体長は6メートル、体重は3トンという堂々たる体躯の持ち主だ。そんな強大な存在を人類の祖先は標的にしていた。一度の狩りで大量の食糧を入手できるので狙われたのである。倒せば大量の経験値をゲットできるメタルスライムのようなものだ。名前も似ている。


カマキリに似て非なる存在として「カマキリモドキ」がいる。カマキリとは反対の方向に鎌が折れ曲がっているのが特徴だ。その様子はまるで、アイドルが頬杖を突いているかのようだ。カマキリモドキのつぶらな瞳で見つめられたら、カマキリもドキッとしてしまうだろう。ヤク中のカマキリはガンギマリだ。



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