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つぶやきのまとめ その9


「四万六千日」と呼ばれている功徳日(たくさんの功徳が得られる特別な日)がある。その日に参拝すれば、四万六千日分の功徳が得られるというものだ。最大のお得日である。スーパーなどの店では「ポイント二倍デー」がよくあるが、当該の功徳日は「ポイント四万六千倍デー」である。スケールが違う。ただ「一日働いたから、四万六千日分の給料をくれ」と言ったら首になる可能性が高いので注意されたし。功徳日、お得日、打ち首。


喉の周辺の毛を剃るときに「喉仏が邪魔だな」とつくづく思う。だが、喉に仏壇があったら、喉仏よりも遥かに邪魔だろう。拝まなければならないし、お供え物を置かなければならないし、線香をあげなければならない。とくに線香は火傷の恐れがあるので、喉の周りに置くのは危険だ。喉ちんこならぬ喉線香。


タモリが話す井上陽水のエピソードは面白い。井上がテレビで記者会見を見た感想をタモリに伝えるのだが、その内容が会見の中身ではなく「あの会見のときには、後ろでハエが飛んでいた」という誰も見ていないような事象を指摘するものなのだ。才人というのは、凡人とは目の付け所が違う。その観察眼には恐れ入る。


古代エジプトにおいては、スカラベ(フンコロガシ)が神聖視されていた。スカラベを模した石に、王の治世下で起こった様々な出来事を刻み込んでいたのだ。ということは「歴史=糞」ということである。我々人類は、巨大な糞という歴史を転がしながら繁栄してきたのだ。糞の上に築かれた歴史。空想の産物。


番外編

「濃いちょこれえと抹茶」を買った。久しぶりに抹茶の味を全身全霊で味わった。濃いちょこれえと抹茶という文字面を見た瞬間に「アナグラム(文字を並べ替える言葉遊び)で『濃い顔のマッチョ男』を作れるかもしれない」と思ったのだが駄目だった。敗北感に打ちひしがれながら食べるチョコの味は格別である。



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