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テディベアの由来


テディベアの由来をご紹介します。一家に一体、今やテディベアは生活必需品です。セオドア・ルーズベルトという人物がいました。彼は、アメリカの第26代大統領です。その強烈な個性と抜群のリーダーシップでアメリカ合衆国を率いました。


ルーズベルトは趣味として、狩猟を定期的に行っていました。狩猟採集時代が懐かしいですね。あの頃は良かったなぁ(遠い目)。その日、ルーズベルトは熊をターゲットにしていました。ちなみに、熊の頭上にあるのは車体です。熊の耳をタイヤに見立てているわけですね。ほほぅ。


熊を仕留めることはできませんでしたが、小熊を発見しました。その小熊は、怪我をして動けない状態でした。小熊に限らず、動けない動物というのは恰好のターゲットです。ターゲットを前にしたハンターというのは、カエルを前にしたクイナのようなものです。カエル食いたいアル。


ルーズベルトの側近は小熊を指して「あの小熊を撃ちましょう」と進言しました。側近として当然の行動です。しかしながら、ルーズベルトは「怪我をしている小熊を撃つことはできない」として拒否しました。側近からすれば、好い面の皮です。まぁこの場面では、ルーズベルトの器の大きさを褒め称えるべきでしょう。側近は自身の職務を全うしただけで非はありません。


ルーズベルトが小熊を助けた一件は、新聞で大々的に取り上げられました。赤子が病院で取り上げられるのと同じですね。小熊からすれば、ルーズベルトは命の恩人です。「鶴の恩返し」ならぬ「熊の恩返し」があってもおかしくはありません。おかしくはありませんが、恐ろしくはあります。なにせ熊ですからねぇ。


その新聞を読んだある人物は、自作の熊のぬいぐるみに「テディ」と名付けました。もちろん、ぬいぐるみに拒否権はありません。いくらぬいぐるみが「テディなんて名前は嫌だ!他の名前にしてくれ!」と叫んでも無駄です。なぜなら、ぬいぐるみが発する言語を人間が理解することは不可能だからです。言語の壁は無慈悲なり。


テディというのは、ルーズベルトのニックネームです。セオドアを略すと「テディ」になります。アナキンを略して「アニー」と呼ぶようなものです。アナキンは暗黒面に堕ちて「ジェダイ狩り」に加担しました。その一方で、ルーズベルトは「小熊狩り」に加担しませんでした。ルーズベルトはダークサイドに堕ちなかったのです。God Bless America.


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