つぶやきのまとめ その18
ニーチェの「この人を見よ」の目次が凄まじい。しょっぱなから「なぜ私はこんなに賢いのか」で始まり「なぜ私はこんなに利口なのか」「なぜ私はこんなに良い本を書くのか」と怒濤の勢いで続く。「賢い」と「利口」は同じだと思うのだが、突っ込むのは野暮というものだろう。地獄の黙示録ならぬ自尊の目次録だ。ドアーズのジ・エンドとニーチェの自演度。
昔、働いていた職場での話。休憩中に本を読んでいたら、先輩から「○○くんって、本当に本が好きなんだね~」と話しかけられた。「はい。好きです」と答えたら「この近くに○○(公共施設)ってあるの知ってる?あそこで読書会みたいなのやってるよ。本が好きなら一度行ってみれば良いんじゃない?女の子もいるよ!」と言われた。最後に特大の釣り針があった。
中世では、都市は人格を持つかのように扱われていた。そのため、権力者が都市を破門にすることができた。日本で例えるならば、横浜市や仙台市が破門にされるようなものだ。「いきなり破門とか言われてもなぁ。師弟関係を結んでいるわけでもないし。俺は弟子じゃなくて都市だし」という呟きが聞こえる。都市からの幻聴と歳による幻聴。出自は違えど皆同じ。
番外編
「大玉チョコボール マスカットグミ」を買った。残念ながら「キンキラ金箔玉」は入っていなかった。「でもオイラはオリジナルの金箔玉を2つ持ってるからいいもんね!実用性に富んでいて気に入ってるんだぜ!」と言い切れる人は、間違いなく大人物である。公衆の面前では言わない方が良いだろうけど。秘すれば玉なり。オイラのおいなり。