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バンコクの正式名称の覚え方


これがバンコク(タイの首都)の正式名称です。途方もなく長いですね。ということで絵に描いてみました(どういうことだ?)。ピカソのフルネームにも言えることですが、長い名前を覚えるときは、1行ずつ区切って覚えるのが良いです。それでは、レッツ・バンコク!


まずは1行目です。「クルンテープ・マハーナコーン」なので「クルンとしたテープとマの鼻のコーン」と覚えれば良いでしょう。普段の生活では、タイ人の大半は「クルンテープ」とシンプルに呼んでいるらしいです。ちなみに、クルンテープは「天使の都」という意味です。正式名称の長さはどう考えても悪魔的ですけどね。


続きましては2行目です。「アモーンラッタナコーシン」なので「アの門にラッタが行進している」と覚えれば良いでしょう。「アの門ってなんだ?」という意見もあるかもしれません。おっしゃる通りでございます。この絵を描いているときに、全く同じ疑問を私も抱いていました。俗に言う「ア門仲間」ですね。開いた口が塞がりません。


お次は3行目です。「マヒンタラーユッタヤー」なので「マヒマヒとタラがゆったやと泳いでいる」と覚えるのが良いでしょう。「ユッタヤ」の部分が「ユッタリ」だったら最高だったのですが、こればかりは仕方がありません。正式名称なので変更は不可です。というか、変更したら滅茶苦茶になってしまいます。なので、こちら側から寄せていくしかありません。歩み寄りの精神ですね。


続いては4行目です。「マハーディロック・ポップ」なので「マから歯が出ている様子を、ロックマンがポップコーンを食べながら見てる」と覚えれば良いでしょう。普段の生活において「歯が出ているマ」を見かける機会はそうそうありません。なので、この機会に、じっくりと観察しておきましょう。夏休みの自由研究にも流用できますね。


お次は5行目です。「ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム」なので「野原のラットがラーメンと茶がある谷に行ったら、ブリがロムっていた」と覚えれば良いでしょう。ロム(ROM)とは、「読むだけの人」を意味する言葉です。ロム=ヨムと覚えれば良いでしょう。脳への負担がより一層増えましたね。おめでとうございます。


続きましては6行目です。「ウドムラーチャニウェートマハーサターン」なので「ウドが生えている村は茶に飢えているので、マッハの速度でサタンが駆け付けた」と覚えれば良いでしょう。ちなみに、サターンの部分の絵は、ドラクエに登場するベビーサタンです。あの可愛いベビーサタンがマッハの速度で迫ってきたらビックリするでしょうね。びっくりサタンです。


お次は7行目です。「アモーンピマーン・アワターンサティット」なので「アの門にいるピーマンが、泡がターンする様子を見ながら、サティで買い物をする」と覚えれば良いでしょう。「アモーンピマーン」の部分は、中原中也の詩に出てくる「ゆあーんゆよーん」という擬声語を連想させます。何かを覚える際には、サーカスのようにアクロバットな発想が必要です。


いよいよラストの8行目です。「サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」なので「サッカーボールが縦に伸びてる様子をヤーウィが見ている横で、サヌカイトを噛む男が『プラスチックはシットだ!』と叫んでいる」と覚えれば良いでしょう。かなり無理がありますが、致し方ありません。前述した通り、正式名称を変えるわけにはいかないので、絵と文章を駆使して補填するしかないのです。術者(?)の力量が問われます。

以上が「バンコクの正式名称の覚え方」です。ただ、全て覚えるのは本当に大変なので、現地のタイ人と同様に「クルンテープ」と呼べば良いでしょう。「わざわざ絵を描いておいてその結論かよ」という意見もあるかもしれませんが、絵を描いたからこそ実感を込めて言えるのです。「それでも俺は覚えたいんだ!バンコクに寄り添いたいんだ!」という人は止めません。私は応援します。描いた絵が記憶の一助となれば幸いです。チョークディー。


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