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mirecat
つぶやきのまとめ その35
耳掃除をしていると、ごく稀に、オオツノシカの角のような形の耳垢が取れることがある。オオツノシカは寒さによって絶滅したといわれている。なので、絶滅を免れるために耳垢に擬態して延命を図ったのかもしれない。このように考えると、おちおち耳垢も捨てられない。なんとも生きづらい世の中と耳の中だ。
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かつてアフリカに生息していたブルーバックの角は、火薬入れとして使われていたらしい。なので、少し手を加えれば花火になるはずだ。満天の夜空に広がる青色の花火は、さぞや鮮やかだろう。元の素材が動物の角だったことなんて、花火を見ている人は誰も気が付かない。それで良いんだ。綺麗であれば。
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ミラーボールを動物に例えるならば「グリプトドン」になるだろう。グリプトドンは、かつて南アメリカに生息していた動物だ。グリプトドンの甲羅は頑丈なので、道具入れとして活用されていたらしい。一体なにを入れていたのだろうか。その文字面から推察すると、グリバーと鈍器を入れていたのかもしれない。
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中途半端な動物の筆頭といえば「クアッガ」だろう。クアッガの前身はシマウマの模様だが、後身は茶色になっている。まるでチョコ&バニラのソフトクリームのような外観だ。なので、時空を超えてクアッガと遭遇したら、ソフトクリームをあげてみよう。「こんなもん食えっか!」という反応を期待する。
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