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ジュモンジ
『メリー・ポピンズ』を観ていたら「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」という呪文が出てきました。私は呪文が好物なので、かなり興味を引かれました。ということで、私なりにこの呪文を解釈して、慎ましやかな余生に役立てたいと思います。惨めな老後へまっしぐら。
ロン・ウィーズリーが舌を噛み切りそうなほど呪文が長いので、セクタムセンプラのように切り刻みながら解読していきましょう。まずは「スーパーカリフラ」の部分です。これは読んで字の如く、スーパーにカリフラワーを買いに行ったんでしょうね。かくも尊きベジタリアン。野菜のためならえんやこら。
お次は「ジリスティックエクスピアリ」の部分です。お目当てのカリフラワーを入手したものの、腐敗が進んでいてジリ貧の状態でした。なので、自分で食べるのは断念して、野菜スティックにしてからエックスの形(交差した形)でヒアリに食べさせることにしたのです。腐った食べ物でも無駄にしないという殊勝な心掛けですね。
最後は「ドーシャス」の部分です。エックスの形状をした野菜スティックをヒアリに与えようとしたのですが、それを実行に移すのはためらわれました。なぜなら、ヒアリが野菜スティックを好んで食すかどうかが不明だからです。アリ語を介するバイアリンガルならば、ヒアリに対して「どうしやす?野菜スティック食べやすか?」と尋ねられるのですが、生憎そのような状況にありません。実に無念です。
まとめると「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」という呪文は、スーパーにカリフラワーを買いに行ったけど腐ってたので、それをエックスの形の野菜スティックに加工してヒアリに食べさせようとしたものの、ヒアリがそれを食べるかどうかが不明なので断念した、ということになります。こうしてまとめてみても、さっぱり意味がわかりませんね。こういうときは野菜スティックでも食べてさっぱりしましょう。