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釈迦の出生


全世界的に有名な皆のアイドル釈迦は、母親の脇から生まれました。産道を経由して出生しないという時点で、スーパースターの片鱗がうかがえます。裏口入学ならぬ母脇出生ですね。ランドセルは胎盤、リコーダーはへその緒で代用できます。プールの時間は産湯に浸かりましょう。特別待遇ですね。


母親に脇毛がある場合を想定してみましょう。釈迦は脇から生まれたので「脇家」でもあります。脇毛というのは、現世における最初の関門です。関所としての役割も担っているので、通過する際には「誕生税」も支払わなければなりません。出生にも課税するとは、なんとも世知辛い世の中ですね。『Taxman』の世界です。Let me tell you how it will be.


脇毛ジャングルをかき分けて生まれてくる赤子は、当然の帰結としてアフロヘアーになります。赤子の時点でフサフサです。役者が違いますね。通常の赤子の頭部がポヤポヤしているのと好対照です。機内食もとい胎内食を供給する際に「ポヤポヤ or フサフサ?」と訊かれたら、あなたはどうしますか?私は寝たふりをしてやり過ごします。寝る子は育つ。


脇毛に絡め取られながら生まれてきた釈迦は、脇毛(と所有者の母親)を批難するでしょうね。脇毛にスムーズな出生を妨げられたのですから、釈迦には文句を付ける権利があります。オプーナを買う権利と同じです。釈迦に説法ならぬ母に説教ですね。脇汗タラリ。


もしも私が釈迦の母親(摩耶夫人)の立場だったら、脇毛を徹底的に処理するでしょうね。脇毛を完璧に除去しておけば「ジャングル脇毛地獄」の造成を未然に防ぐことができます。釈迦の追求を受けることもありません。転ばぬ先の脇ですね。


上記の内容をまとめるとこうなります。常人は股から生まれますが、超人は脇から生まれます。一文字違いで大違い。杓文字使いは大食らい。この違いをしっかりと抑えておかないと、釈迦から「脇が甘い!」と叱責されてしまいます。脇を引き締めて生きましょう。


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