そもそもクラウドって…?
絶賛話題沸騰中の蓮舫議員のニュース。
蓮舫議員がクラウドに関して発言して周りは大叩きという。
蓮舫議員は
「サーバーじゃなくて時代はクラウド」
丸山議員は
「クラウドをサーバー以外どこに置くの?」
とそれぞれに意見していて、いろんな人がこれに対して思うところがあると思います。
https://news.livedoor.com/article/detail/18405574/
まだまだペーペーではありますが、エンジニアとして考えてみたときにどちらの言い分も分からなくはないなと思っちゃいました。
蓮舫議員は物理的なサーバーをボカボカ作るんじゃなくて仮想化しようよって言いたかったのかなとも感じるし。
丸山議員はクラウドを使うってなっても結局、サービスを提供するためにサーバーが必要でしょって言いたいのかなと感じるし。
個人的にはいきなり叩き合うんじゃなくて、もう少しお互いが主張したいポイントについて話し合った方がいいんじゃないかと思います。
ここまでだらだらとニュースについて語ってきましたが、今回言いたい内容はこれではありません。笑
そもそもみんな「クラウド」というものがどういうものなのか知っているのかなということです。
こんな偉そうに言っていますが、僕も恥ずかしながらエンジニアになってからこういうものなんだ、と勉強しました。
そこで改めて「クラウド」について簡単にまとめてみようかなと思います。
そもそも「クラウド」は「クラウドコンピューティング」の略で、2006年に当時GoogleのCEOであったエリック・シュミットさんが名付け親だと言われています。
「クラウド」は操作している機器の中にあるサービスではなく、ネットワーク上にあるサービスを使うことを言います。
だから言っちゃえばメールとかYouTubeなんかもクラウドになる訳です。
このネットワークをエンジニアの世界では雲で表されることが多く、雲(ネットワーク)からサービスを持ってくるってことでエリック・シュミットさんが「クラウド」って呼んだみたいです。
で、当然ネットワークなんで世の中にいっぱいありまして。
もしインターネットからサービスを持ってくる
→「パブリッククラウド」
特定のネットワークからサービスを持ってくる
→「プライベートクラウド」
とサービスを持ってくるネットワークの場所によって2つの形態に分かれます。
あとはどんなサービスを使うか。
サーバーとかストレージとかハードウェアそのもののサービスが欲しい場合
→ IaaS (Infrastrcture as a Service)
開発言語等を使って自分でサービスを開発する環境自体が欲しい場合
→ PaaS (Platform as a Service)
ハードウェアも開発環境もめんどくさいからもうサービスだけが欲しい場合
→ SaaS (Software as a Service)
の3つのサービスに分けられます。
2つの形態と3つのサービスから例えば
パブリッククラウド型のIaaSみたいな感じで呼ばれます。
※エンジニアじゃない限りそこまで考えて使う必要はないかもしれませんが…
ここまで知っておけばあとは実際のサービス(AWSとか)もなんとなーく分かるんじゃないかと思います。
※仮想化とかの話はまた別の機会で。
まとめると
・ネットワークにあるサービスを使うことを
「クラウド」って言う
・そのネットワークの種類によってクラウドの形態が変わる
・使うサービスによって大きく3種類のサービスに分けることができる
僕は勉強する前は「iCloud」のせいでクラウドはストレージくらいしかないと思っていて、意外とそんな人も多いんじゃないかと思っています。笑
もっと分かりやすさと一貫性を持ったITの勉強をやっていきたいと思います。