世界の名ボクサー:マイク・タイソン③「強打の鉄人」
世界ヘビー級王者。史上最年少で頂点に。デビュー初期の秒殺試合。スターリング・ベンジャミン戦、エディ・リチャードソン戦、コンロイ・ネルソン戦ほかを紹介します。
マイク・タイソン(アメリカ)
身長178cm:オーソドックス(右構え)
①マイク・タイソン 1R KO スターリング・ベンジャミン
(ヘビー級戦、1985年)
(ダウンシーン)
1R:左フック、左ボディで2度、ベンジャミンがダウン
(感想:タイソンのプロ11戦目。ベンジャミンはトリニダード・トバゴ出身。ジェームズ・ブロード、アルフレド・エバンヘリスタらにKO負けするなどこのところ六連敗中。直前の試合ではタイレル・ビッグスにKO負け。ニューヨークでの一戦。共にジャブ。足を使うベンジャミンだが、捕まる。左フックでダウン。立ったが、タイソンが得意の「右ボディからの右アッパー」などの連打。そして、左ボディ打ちでKO。タイソンが圧勝。パワーに差があった(ベンジャミンはこれが最後の試合に)。この試合の数日後、タイソンを育てたカス・ダマトが死去(76歳)。後にタイソンは次々に関係者と別れていくが、ダマトの死がその大きなキッカケとなった。)
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