世界の名ボクサー：カオサイ・ギャラクシー②「タイの怪物：19連続世界王座防衛」

WBA世界Ｊ・バンタム級王者。世界防衛戦。ラファエル・オロノ戦、エドガー・モンセラット戦、イスラエル・コントレラス戦、エリー・ピカル戦を紹介します。

カオサイ・ギャラクシー（タイ）
身長157cm：サウスポー

①カオサイ・ギャラクシー 5R TKO ラファエル・オロノ
（WBA世界Ｊ・バンタム級タイトル戦、1985年）
（ダウンシーン）
5R：左フック、右フックで２度、オロノがダウン
（感想：カオサイがタイトル防衛。バンコクで二度目の防衛戦。オロノはベネズエラの選手で元WBC王者。パヤオ・プーンタラット（タイ）に判定負けして王座を失い、今度はWBAタイトルを狙う。ハードパンチャー同士の対戦。互いに相手を警戒。特にオロノはカオサイがサウスポーということでさらに慎重な姿勢。左ストレートとフック連打のカオサイ。オロノはジャブが少な目でぎこちない動き。5R、カオサイの強打が炸裂。いつ倒れてもおかしくないほど打たれて二度のダウン。最後は左ストレートを食ってオロノが背を向けたところでレフェリーストップ。カオサイはハードパンチャーだが連打の回転が速かった。オロノはジャブ・ストレートなど長いパンチを得意とするため、距離を詰められて思うように打てず。サウスポーへの苦手意識も感じられた試合ぶりだった。）