世界の名ボクサー:アレクシス・アルゲリョ④「ニカラグアの貴公子」
世界三階級王者。J・ライト級王座防衛戦&三階級制覇。ローランド・ナバレッテ戦、コーネリアス・ボサ・エドワーズ戦、ジム・ワット戦ほかを紹介します。
アレクシス・アルゲリョ(ニカラグア)
身長178cm:オーソドックス(右構え)
①アレクシス・アルゲリョ 5R TKO ローランド・ナバレッテ
(WBC世界J・ライト級タイトル戦、1980年)
(感想:アルゲリョがタイトル防衛。これまで62勝(52KO)4敗の王者アルゲリョ。八度目の防衛戦。30勝(14KO)5敗3分の挑戦者ナバレッテはフィリピン人。フィリピン王座(バンタム級)を獲得したが、東洋太平洋王座(バンタム級)は獲れず。フィリピン王座(フェザー級、J・ライト級)を獲得。レイ・タム(アルゲリョに挑戦して敗北)、フランキー・デュアルテらを相手に連勝して、この初の世界挑戦。プエルトリコ・サンファンでの一戦(ウィルフレド・ゴメスのフェザー級戦も行われた興行)。屋外リングでの試合(「真昼の決闘」といった雰囲気)。アルゲリョがいつものようにジャブ、ワンツー。サウスポーのナバレッテは右ジャブ、左ストレート、右フック。アルゲリョはバズーカ・リモンを下したようにサウスポーファイターへの対応は可能。ディフェンスしながら多くのジャブ。攻めてもパンチが当たらないナバレッテは強いジャブを打たれ、右目付近のキズにより受け身の姿勢に。4R終了後、ナバレッテが棄権。おそらくキズによるものだろう。アルゲリョがジャブで勝利。ナバレッテはもっと強引に仕掛けるかと思われたが、弱気に。アルゲリョに攻められた選手はみんなひるんでしまう。その後、ナバレッテはコーネリアス・ボサ・エドワーズからこの王座を獲得。リモンらと激戦を展開した。)
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