世界の名ボクサー:ナジーム・ハメド②「柔軟な身体&強打の王子」
世界フェザー級王者。世界王者になる前の試合。ケビン・ジェンキンス戦、クリス・クラークソン戦、ビンセンツォ・ベルカストロ戦(欧州バンタム級王座戦)ほかを紹介します。
ナジーム・ハメド(イギリス)
身長164cm:サウスポー
①ナジーム・ハメド 3R TKO ケビン・ジェンキンス
(J・フェザー級戦、1993年)
(ダウンシーン)
3R:左ボディでジェンキンスがダウン
(感想:連勝を続けるハメド。プロ8戦目。ジェンキンスはウェールズの白人。小柄で、身長は157cm。デビューから二連勝だったが、その後はローカル王座戦に敗北するなど負けが多い。このところ連敗中。英国マンスフィールドでの一戦。金色コスチュームのハメド(トランクスはキラキラしたブルー)。タコみたいな動きで踊りながら入場。トップロープをジャンプしてリングインし、相手を軽く挑発。1R、速い右ジャブを飛ばすハメド。しかし、レフェリーから「バックハンド」の警告。ジェンキンスは正統派。ジャブで前に出るが、かわされる。ハメドが1Rから奔放な動きでストレート、フックを当て、2Rは連打で優勢(右手をぐるぐる回すパフォーマンス付き)。3R、左ボディでジェンキンスがダウン。立ったが、ボディが効いている。セコンドがタオルを投入するが、レフェリーはこれを認めずタオルを投げ返す。しかし、左ボディが入ったところでレフェリーストップ。ハメドがシャープなパンチで快勝。動きの機敏さがあった。ジェンキンスは悪い選手ではなかったが、特別な強さは見られなかった。これが最後の試合に。)
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