世界の名ボクサー:マイケル・ドークス③「ショート連打のヘビー級」

WBA世界ヘビー級王者。世界王座防衛戦と暗雲。マイク・ウィーバー戦(再戦)、ゲリー・コーツィー戦、マイク・ジェームソン戦、ランディ・コップ戦(再戦)を紹介します。

マイケル・ドークス(アメリカ)
身長190cm:オーソドックス(右構え)

①マイケル・ドークス 15R 引分 マイク・ウィーバー
(WBA世界ヘビー級タイトル戦、1983年)
(感想:ドークスがタイトル初防衛。前回の試合から少し間を空けて再戦。試合地は再びラスベガス(会場は違う)。開始早々、いきなり仕掛けるドークス。ウィーバーは応戦。「このペースでは体力がもたない」と思ったのか、2R以降は両者ともジャブを中心に試合を展開。我慢比べのような打ち合い、もみ合い、クリンチ。15R終了。ドークスのジャブか、ウィーバーのジャブ・左フックか? 判定はドロー。屋外リングでの試合でリング上はかなり暑かったのではないだろうか? ドークスはスタミナ切れのような感じだったが、何とかベルトを守ることができた。ウィーバーはやはり試合運びに難が。その後のウィーバー。世界挑戦のチャンスはあったが、王座返り咲きならず。しかしながら、名のある相手と数多くの試合。ラストファイトは2000年、ラリー・ホームズとの再戦でTKO負けだった。)

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