世界の名ボクサー:レノックス・ルイス②「英国の必殺右パンチ」
統一世界ヘビー級王者。世界王者になる前の試合。カルビン・ジョーンズ戦、ダン・マーフィー戦、オジー・オカシオ戦、マイク・エイセイ戦ほかを紹介します。
レノックス・ルイス(イギリス)
身長196cm:オーソドックス(右構え)
①レノックス・ルイス 1R KO カルビン・ジョーンズ
(ヘビー級戦、1990年)
(ダウンシーン)
1R:右フックで2度、ジョーンズがダウン
(感想:ルイスのプロ8戦目(これまで全勝)。ジョーンズはオハイオ州クリーブランドの黒人。身長が198cmもある。何とデビュー戦の相手は元WBA王者ジョン・テート(1987年。4回戦試合。2-0でテート勝利)。その後、連勝していた時期もあったが、元世界王者ジェームス・スミス、トニー・タッカーに敗北。一定の実力はあるが、それ以上の相手には勝てない状況。英国ゲーツヘッドでの一戦。なかなかパワフルなジョーンズ。大きなフックを振るう。ルイスは正確なジャブ、そしてワンツー。ジョーンズは力強いが、パンチの振りが大きい分、隙も大きい。ルイスが右フック、右ボディで強引に攻撃。右フックでジョーンズがダウン。立ったが、右フック乱打で二度目。今度は立てず、KO。ルイスが荒っぽく勝利。ジャブ、右ストレートはいいが、接近戦はまだ課題があるような戦いぶり。コンビネーションを巧くまとめる試合もあるが、この試合では強引だった。ジョーンズは大味なボクシング。迫力はあったが、正確さに欠いた。その後、ジョーンズはヘンリー・アキンワンデ、ビタリ・クリチコらに敗北。中堅どころにとどまった。)
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