世界の名ボクサー:ソニー・リストン③「”大熊”と呼ばれた強打の悪役」
世界ヘビー級王者。世界王座防衛戦。フロイド・パターソン戦(再戦)、モハメド・アリ戦(初戦・再戦)、ゲルハルト・ツェック戦、アモス・ジョンソン戦ほかを紹介します。
ソニー・リストン(アメリカ)
身長185cm:オーソドックス(右構え)
①ソニー・リストン 1R KO フロイド・パターソン
(世界ヘビー級タイトル戦、1963年)
(ダウンシーン)
1R:連打からの右ストレート、 右ストレート、左フックで3度、パターソンがダウン
(感想:リストンがタイトル初防衛。ラスベガスでの再戦。何と「ダイレクト・リマッチ」。初戦では1RでのKOでアッサリ試合終了。決着はついたと思うが、二連続で二人による世界ヘビー級王座戦。試合地はラスベガス(前回はシカゴ)。強打で迫るリストン。パターソンは思い切って打ち返すが、三度ダウンで今回も玉砕。リストンがまたしても圧勝。しかしながら、このところ試合間隔が長くなっており、そのためか動きのスピードはそれほど無かった印象。スピードではなくパワーで制圧するつもりだったのかもしれないが。一方のパターソン。試合前には「また負ける」といった感じで自虐的になっていたという。かつてインゲマル・ヨハンソンにKOされたがタイトルを取り返して「初めて世界ヘビー級王座に返り咲いた選手」になったが、今回はダメだった(その後も世界挑戦のチャンスを得たが、王座に返り咲くことはなかった)。)
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