世界の名ボクサー:マーク・ブリーランド②「長身&鋭く伸びるジャブ」
WBA世界ウェルター級王者。初の世界挑戦&意外な挫折。ハロルド・ボルブレッチ戦、マーロン・スターリング戦(初戦・再戦)、パブロ・バエス戦ほかを紹介します。
マーク・ブリーランド(アメリカ)
身長188cm:オーソドックス(右構え)
①マーク・ブリーランド 1R TKO ラルフ・トワイニング
(ウェルター級戦、1986年)
(ダウンシーン)
1R:ワンツー、右ストレートで2度、トワイニングがダウン
(感想:プロ15戦目。トワイニングはミシガン州の白人。これまで28勝(23KO)10敗。デビューから連勝だったが、ミシガン州王座(J・ウェルター級)に挑戦して敗れたり、ニノ・ラロッカ、ジョニー・バンフス、バディ・マクガート、ロイド・ハニガン、マーロン・スターリングといった実力派選手に敗北したり。実力はあるが、ある一定のレベルを超える選手には勝てない状況。サウスカロライナ州コロンビアでの一戦。サウスポーのトワイニング。右を使いながら前進し、左ストレート、右フック。ブリーランドは慎重に相手を見てディフェンスしながらジャブ、右カウンター。そして、ワンツーでトワイニングがダウン。よく立ったが、強烈な右ストレートで二度目、レフェリーストップ。ブリーランドが圧勝。長いパンチを自在に使いこなせるブリーランドは相手がサウスポーでも問題なさそう。これが最後の試合となったトワイニング。左ストレートは悪くはなかった。この後、ブリーランドはオルランド・オロスコ(ベネズエラ)を2Rで仕留めてデビュー以来、16連勝をマーク。そして17戦目でハロルド・ボルブレッチ(南アフリカ)とWBA世界ウェルター級王座決定戦。)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?