世界の名ボクサー:マイク・タイソン①「強打の鉄人」
世界ヘビー級王者。史上最年少で頂点に。アマ時代、デビュー当初の試合。ヘンリー・ティルマン戦、ヘクター・メルセデス戦、トレント・シングルトン戦ほかを紹介します。
マイク・タイソン(アメリカ)
身長178cm:オーソドックス(右構え)
①ヘンリー・ティルマン 3R 判定 マイク・タイソン
(オリンピック代表選考会決勝・ヘビー級戦、1984年)
(ダウンシーン)
1R:右ボディでティルマンがダウン
(感想:ニューヨーク・ブルックリン出身のタイソン(リディック・ボウも同じ出身。近所に住んでいた年下のボウは少年時代のタイソンをよく覚えているという)。本名はマイケル・ジェラルド・タイソン。父親は彼が子供の頃に家を捨てて出ていった。ハトをかわいがる優しい少年だったが、そのハトに残酷なことをした少年をぶっ飛ばして、腕力に目覚める。その後は強盗などで少年院送り。そこでボクシングを習い、カス・ダマトの元で修行することに。アマチュア時代からパワー全開のタイソン。「ナショナル王者」としてティルマンと対戦。1R、後にプロで見せるような動きのタイソン。右ストレート、フック。ティルマンのジャブをヘッドスリップでかわす。ティルマンは「アマチュアで優秀な選手」といった感じの動き。足を使って距離を取りながらジャブ、右ストレート(手打ち気味)。踏み込んでジャブをねじ込むタイソン。ロープ際での右ボディでティルマンがダウン。2Rはティルマンか? フットワーク、ジャブ、ストレートでタイソンの接近を許さず。3Rはタイソンが右ストレート、右フックで優勢。判定はティルマン。勝って大喜び。プロ的にはタイソンが勝っていたと思うが、「アマチュアの世界」はよくわからない。「アマチュア選手らしい方が勝つ」という世界らしい。)
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