世界の名ボクサー:アーニー・シェイバース②「黒い破壊者」
ヘビー級の強打者。大物との世界ヘビー級タイトル戦。ハワード・スミス戦、モハメド・アリ戦、ラリー・ホームズ戦(初戦・再戦)、ケン・ノートン戦を紹介します。
アーニー・シェイバース(アメリカ)
身長183cm:オーソドックス(右構え)
①アーニー・シェイバース 2R TKO ハワード・スミス
(ヘビー級戦、1977年)
(ダウンシーン)
1R:右フック、右ストレート、連打で3度、スミスがダウン
2R:連打でスミスがスタンディングダウン
(感想:シェイバース(31歳)の77年初試合(4月)。スミスはカリフォルニアの黒人。あのマイク・ウィーバーのプロデビュー戦の相手で、スミスの3R KO勝ち。再戦は判定勝ち。カリフォルニア州王座獲得。ヘンリー・クラークらを相手に防衛に成功している。ラスベガスでの一戦(レフェリーはリチャード・グリーン)。1R、互いにジャブ。ボクサータイプのスミスは距離を取ってジャブ、ワンツー、左フック。シェイバースは右ストレートを中心とした攻め。コーナー、ロープ際にスミスを追い込んでフック、ボディ打ち、左フックからの右ストレート。右フックでスミスがダウン。立ったが、左フックからの右ストレートで二度目のダウン。三度目は連打。2R、パワーで接近するシェイバース。スミスは距離を詰められて苦戦。連打されてスタンディングダウンを取られるが、カウント中に倒れてレフェリーストップ。シェイバースが二連続で凄まじい勝ち方。前回のロイ・ウィリアムス戦と同様、相手からスタンディングダウンを奪い、相手はカウントを聞いた後にぶっ倒れた。後からさらに効くほどシェイバースのパンチは強いのだろう。そんなシェイバースの次の試合はモハメド・アリの世界ヘビー級王座への挑戦。その後のスミス。再起戦でKO勝ち、カリフォルニア州王座防衛。それが最後の試合となった。)
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