世界の名ボクサー:アーチー・ムーア①「”老マングース” と呼ばれたKO魔」
世界ライトヘビー級王者。経歴・記録・エピソード、デビューから世界王者になるまで、世界王者になる前の試合(オークランド・ビリー・スミス戦)を紹介します。
アーチー・ムーア(アメリカ)
身長180cm:オーソドックス(右構え)
①アーチー・ムーアとは?
ミシシッピ州ベノイト出身の黒人(1916年12月13日 - 1998年12月9日)。NBA(全国ボクシング協会:現在のWBA)世界ライトヘビー級王者。ニックネームは「オールド・マングース」(老獪さと強さで名のある選手を破ったことから)。通算戦績は199勝(145KO)26敗8分(「186勝(132KO)23敗10分1無効試合」という記録もある。昔のボクサー、中南米のボクサーは「草試合」のようなものも経験しており、記録に残っていない試合も多い)。黒人で、しかも強打者ということで世界挑戦のチャンスを得られず(世界王座が私物化されていた時代。現代なら「指名試合」という形で世界王者はランキング1位の強豪と戦わなければならない)。当時の世界ライトヘビー王者ジョーイ・マキシムはムーアと戦いたがらず、「試合条件」として大金を要求。その資金をようやく確保して挑戦したムーア。15R判定勝ち(3-0)で王者に。プロ16年目、36歳の時だった。
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