世界の名ボクサー:カオサイ・ギャラクシー⑥「タイの怪物:19連続世界王座防衛」
WBA世界J・バンタム級王者。中南米の実力派との防衛戦。エルネスト・フォード戦、朴済錫戦、デビッド・グリマン戦、アルマンド・カストロ戦(ラストファイト)を紹介します。
カオサイ・ギャラクシー(タイ)
身長157cm:サウスポー
①カオサイ・ギャラクシー 6R KO エルネスト・フォード
(WBA世界J・バンタム級タイトル戦、1990年)
(ダウンシーン)
6R:左ストレートでフォードがダウン
(感想:カオサイがタイトル防衛。16度目の防衛戦。フォードはパナマのテクニシャン。WBAの地域王座を獲得するなど、このところ連勝中。タイで行われた一戦。1RでのKOを狙うかのように初回からカオサイが猛攻(1Rで倒せば「特別ボーナス」が出ることになっていたという)。左ジャブと右ストレートで応戦するフォードだが打ち合いに応じ、相手のパワーに追い込まれる。6R、左ストレートでフォードがダウン、KO。フィニッシュの流れるようなコンビネーションが実に見事だったカオサイ。総合的にレベルの高いところを見せつけた。打ち合ってしまったフォード。悪い選手ではないが、本来、距離を取って戦うタイプなのではないか? 「負けてたまるか」とばかりに打ち合う「ボクサーの本性」が裏目に出てしまった。)
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