世界の名ボクサー:ロジャー・メイウェザー②「黒い毒蛇」

世界二階級制覇王者。J・ライト級時代の衝撃の試合。ベネディクト・ビリャブランカ戦、ロッキー・ロックリッジ戦、トニー・バルタザー戦ほかを紹介します。

ロジャー・メイウェザー(アメリカ)
身長171cm:オーソドックス(右構え)

①ロジャー・メイウェザー 1R KO ベネディクト・ビリャブランカ
(WBA世界J・ライト級タイトル戦、1983年)
(ダウンシーン)
1R:右フック、左ボディ、右ストレートで3度、ビリャブランカがダウン
(感想:メイウェザーがタイトル防衛。全勝の王者メイウェザー。これが二度目の防衛戦。挑戦者ビリャブランカはチリ人。身長は163cmで、メイウェザーとは差がある。J・ライト級の地域王座戦で活躍してきた実績。チリ王座を獲得したが、南米王座戦はKOで敗北。それから連勝。WBAの地域王座獲得。かつて失敗した南米王座も獲得。サムエル・セラノが王者だった頃にWBA世界J・ライト級王座に挑戦したが、TKO負け。その後、連勝。これが同王座への二度目の挑戦となる。ラスベガスでの一戦(ドン・キングの興行)。黒トランクスのメイウェザー(カッコいい)。ビリャブランカは水色(アルゼンチン・カラー。アルゼンチンで二度試合をしているが、いずれもKO負け)。互いにジャブ、ワンツー。メイウェザーが距離を取って右カウンター。ビリャブランカは接近してフック攻撃。右フックでビリャブランカがダウン。連打からの左ボディで二度目。三度目は右ストレート。立ったが、カウントアウト。メイウェザーが圧勝。ワンツーに良さがあった。ビリャブランカは特別な強さはそれほど無かった印象。メイウェザーは「名のある実力派」と戦うべき段階になってきた。その後、ビリャブランカはWBC米大陸王座戦(ライト級)でTKO負けするなどメイウェザー戦が最後の世界挑戦となった。)

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